京都を愉快に旅する秘訣

京都の町は「旅のコンテンツの宝庫」である。

ゆえにちょっと歩けば、興味を抱くものとすぐに出会える。ゆえに、いちいちそれらに気を取られていたのでは、ほとんど先に進めない。まずは「今日はここを観る!」と決めたところを、強い意思を持って目指す「努力」が必要だ(笑)。

また、京都市内の観光は「歩き」が基本。お寺を巡れば石段と石畳が次から次に現れ、想像以上に足が疲れ、慣れていなければ半日で嫌になってしまうことだろう。
そう考えると、京都市内では1泊もしくは2泊の日程で、自分の体力と目的に応じた計画を事前に用意しておくことが重要だ。

ぶらり京都…
聞こえはいいが、地図も携帯も手にせず、適当に京都をブラつくことができれば、たいしたもの。並の人間なら、せいぜい鴨川沿いか、八坂神社から2年坂、3年坂あたりで人の後を見ながら歩くのが関の山だと思う。ただ、その程度の京都見物で満足するなら、このホームページに用はない。

季節を変え、テーマを違えて、来るたびに日本人としての教養を積み上げて帰る… それが筆者の想う京都の旅だ。

このことは中高年よりもたぶん、外国人と交流する機会の多い若者のほうが心得ている。「京都の良さ」「京都らしさ」を人に説明するのは簡単じゃない。まして外国人相手であればなおさらだ。

ちなみに教養とは、「学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる心の豊かさ」。と辞書には記されている(笑)。

つまり知識を得ることよりも、さらにハードルは高い。

秘訣は、「テーマ」を決めて行き先を吟味すること

そもそも5000件近い京都の寺社仏閣を、しらみつぶしにまわれる人はいないに等しい。そう考えると、京都探訪に何らかの「テーマ」が必要なのは明白だ。

「テーマ」に桜や紅葉を選ぶこと自体は悪くない。ただ宗派も由緒も知らない寺院の庭を闇雲に訪ねて歩く観光は、自由奔放を謳歌する車中泊の旅人がすることだとは思えない。

考えてみれば、京都の史跡に足を運べば、そこに桜や紅葉は付き物だ。ならば、ひと味違う「テーマ」を掲げてみてはどうだろう。

たとえば「幕末の京都」は、江戸幕府の体制が弱体化し、近代国家形成の契機となった明治維新へと向かう「最前線の地」で、この御所に住む天皇をめぐって、佐幕派と倒幕派が激しくしのぎを削っていた。

そして倒幕派の長州藩は、この「蛤(はまぐり)門」で、京都守護職の会津藩とそれを助太刀した薩摩藩と激突する。

門には、今も当時の弾痕がそのまま生々しく残っている。

御所から徒歩で10分足らずのところには、「幕末のキーマン」であり「蛤御門の変」で長州藩を叩きのめした薩摩藩の藩邸があった。

さらにその薩摩藩邸からさらに歩くこと10分ほどのところに、蛤御門で戦った「薩摩藩」と「長州藩」が、坂本龍馬の仲介でまさかの倒幕に向けた「薩長同盟」を締結したとされる場所もある。

京都には、既に建物はなくても、石碑というかたちで往時の様子が忍ばれるところがたくさんある。

史実に基づきながら、そういった場所を辿っていけば、京都はまだまだ捨てたもんじゃない。おまけに石碑を観るのにお金は不要だ(笑)。

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