京都ナンバーワンの無料観光スポットは、なんてったって「御所」!

「御所」には他にも、内裏・皇居・禁中といった様々な呼び方があり、書簡やホームページを見るにつけ、ことさらややこしく感じるのだが、要は「天皇が居住し、儀式や公務を執り行う場所」のこと。写真で云えば、門の向こうが「京都御所」で、筆者がいるところは「京都御苑」になる。

【参考】京都御所と京都御苑は「別物」

これから、その門の向こうの紹介をするのだが、その前にほとんどの人が「あっ!」と驚く話をしよう。実はこの「御所」は、中学生の時に「鳴くよウグイス平安京」と覚えた、西暦794年当時の「御所」ではない。

794年(延暦13年)の平安遷都当時の御所は、現在の京都御所よりも約2キロ西の千本通り沿いにあり、「平安宮内裏」と呼ばれていた。

しかし、平安宮内裏はなんと14回もの焼失・再建を繰り返し、嘉禄3(1227)年4月の再建途中に焼けたのを最後に廃絶される。

内裏が火災に遭うたびに、天皇は「里内裏」と呼ばれる京内の藤原氏の邸宅などに移り住んだが、「里内裏」のひとつであった「土御門東洞院殿(つちみかどひがしのとういんどの)=現在の御所」が新たな皇居に定められたのは、なんとそれから165年を経た明徳3(1392)年のこと。その間には南北朝の時代を挟んでいる。

その後は明治天皇の東京行幸に至るまでの約550年間にわたり、歴代天皇はここに居住し、儀式や公務を執り行ってきた。ちなみに現在の建物は、幕末の1855年(安政2年)に再建されたもので、「安政内裏」と呼ばれている。

さて。その京都御所の内部が無料で見学できることをご存知だろうか。

これまでも春と秋の年2回、期間限定の無料一般公開が行われていたのだが、5日間ほどと期間が短く、観光客が殺到していた。しかし2016年7月26日から、通年申し込み不要の無料公開となっている。

とりわけお勧めなのが、宮内庁職員によるガイドツアー。約1時間かけて、場内の建物や宮中行事などを詳しく説明してくれる。しかも無料で参加できるのだから驚きだ。筆者の時にガイドしてくれたのは野村さんというスタッフだったが、話もうまく知識も素晴らしかった。

ということで、そのガイドぶりを少しだけ動画でご紹介。

しかもガイドは英語・中国語でも行われており、もし海外から友人が来るという人には絶賛お勧めといえるコンテンツだ。

無料ガイドの開始時間

日本語

9:30/10:30/13:30/14:30

英 語

10:00/14:00

中国語

10:00/14:00

京都御所の通年公開について 宮内庁HP

素晴らしいのは建物だけではない。今でこそ天皇は「象徴」だが、平安時代の天皇は「君主」。その住まいに見事な庭園と桜や紅葉がないわけがない(笑)。

それも含めて全てが無料。ぜひ、こういうところで税金を取り戻そう!(爆)

最後に駐車場の説明を。御所に近いのは蛤御門横にある「御所西駐車場」で、料金は3時間まで500円で、以降1時間毎に100円。しかもトイレがあって24時間出入りが可能。ということは車中泊ができる。さらに観光バスが入るので、キャブコンも使える。詳細は以下で確認を。

御所西駐車場(中立売西駐車場)

御所東駐車場(清和院東駐車場)

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