サラダパンは、滋賀県長浜市木之本町にある「つるやパン」のオリジナル商品で、当初は無名に近いローカルフードだったが、「ご当地グルメ」のブームにより、滋賀県の変り種パンとしてマスコミに取り上げられるようになった。
とりわけ効いたのは2008年5月に放送された「秘密のケンミンSHOW」だろう。以降全国にその名を知られるようになり、ブログでもちょくちょくその名を見かけるようになった。
おかげで店も少しキレイになったみたい(笑)。
変わり種といわれる所以は「具」にある。少し大きめのコッペパンに挟んであるのは、なんとマヨネーズで和えた刻みたくあんのペーストだ。
当初は「サラダパン」の名の通り、マヨネーズで和えた刻みキャベツをはさんでいたそうだが、キャベツよりもたくあんのほうが食感が良く、保存も効くことから、現在の具に変更されたという。ちなみにサラダパンで使っているたくあんは、着色料が使われていないため白い。
さて。サラダパンを実際に食べてみると、「うまい!」と声が出るほどのものではないように思う。むしろパンが大きすぎて、口に入れるとモサモサする。
しかし、ちょっと火で炙ると食感が変わる。
パンの外がカリッとすることで、「カリッ・ふわっ・ゴリ」という食感になり、あのモサモサ感が消えるのだ。それによってマヨネーズあえのたくあんの味が極まり、ビールにもあうようになる。
ぜひ、湖北でキャンプをされる際には、焚き火とともにサラダパンを味わっていただきたい(笑)。
サラダパンは1個140円。店頭販売のほか、滋賀県のスーパーマーケットチェーン平和堂の一部の店舗でも手に入る。またネット通販も行われているようだ。
大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映中には、こんなパンも作っていた。なかなかお茶目なパン屋さんだ。
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