よく分かる、ニッポンのお城 専門用語&現存十二天守と日本100名城

お城というのは、侍の時代の領主が威信をかけて築いたもの。ゆえに世界遺産に登録された「姫路城」と「二条城」だけでなく、現代に残る多くの城が日本を代表する建造物と云っても過言ではない。

ただ、楽しく見学するにはちょっと勉強して行くほうがいい(笑)。

さすがに天守は分かるとしても、「二の丸」や「大手門」、さらには「狭間」など、基本的な専門用語の意味を知っているだけで、お城めぐりの楽しさは倍増する。ここでそれを書くと長くなるので、解説は別ページにまとめてある。興味があればぜひ!

このくらいは知っておきたい! お城の専門用語

現存十二天守

日本の主だった城は、江戸時代の「一国一城令」による破却や天災でその数を約200城まで減らし、明治維新後は新政府の「廃城令」に伴う破却・売却・撤去等により、さらに多くの城が天守を失い、約60城が残るのみとなった。

第二次大戦前までは、かろうじて20城の天守が保存されてきたが、空襲や火災などによってさらに8つの天守が消えた。その生き残りの天守を有する城のことを、便宜上「現存十二天守」と呼んでいる。

なお「天守閣」という呼び方は、明治時代前後に見られるようになった俗称で、文化庁では「天守」と表記している。

以下は筆者自身のチェックリストを兼ねた「現存十二天守」のリスト。赤は既に登城済で、アンダーラインはそのレポート記事へのリンクになる。

弘前城(青森県) 松本城(長野県) 丸岡城(福井県) 犬山城(愛知県) 彦根城(滋賀県) 姫路城(兵庫県) 松江城(島根県) 備中松山城(岡山県) 丸亀城(香川県) 伊予松山城(愛媛県) 宇和島城(愛媛県) 高知城(高知県)

日本100名城

「日本100名城」は、財団法人日本城郭協会が2006年に定めた「日本の名城100選」の略式表現。同協会が設立40周年の記念事業の一環として、2005年に日本国内の名城と呼ばれる城郭を公募し、2006年4月6日の「城の日」に認定した(発表は同年2月13日)。100の名城は、観光地としての知名度、文化財や歴史上の重要性、復元の正確性などをもとに、城郭愛好家や専門家などの審査により選定されている。

「日本の名城100選」ガイド
※財団法人日本城郭協会の公式サイトよりも見やすくてGood

以下は「現存十二天守」と同じく、筆者自身のチェックリストを兼ねた「日本100名城」のリスト。赤は既に登城済で、アンダーラインはそのレポート記事へのリンクになる。

なお、「クルマで旅する北海道」「クルマで旅する九州」「車中泊で温泉旅」に収録された「名城レポート」は、一番下にある「名城 記事一覧」には表示されない。「日本100名城」に関する全てのレポートが見られるのはこのページになる。

【北海道】
根室半島チャシ跡群(北海道) 五稜郭(北海道) 松前城(北海道)
【東北】
弘前城(青森県) 根城(青森県) 盛岡城(岩手県) 多賀城(宮城県) 仙台城(宮城県) 久保田城(秋田県) 山形城(山形県) 二本松城(福島県) 会津若松城(福島県) 白河小峰城(福島県)
【関東】
水戸城(茨城県) 足利氏館(栃木県) 箕輪城(群馬県) 金山城(群馬県) 鉢形城(埼玉県) 川越城(埼玉県) 佐倉城(千葉県) 江戸城(東京都) 八王子城(東京都) 小田原城(神奈川県)
【甲信越】
武田氏館(山梨県) 甲府城(山梨県) 松代城(長野県) 上田城(長野県) 小諸城(長野県) 松本城(長野県) 高遠城(長野県) 新発田城(新潟県) 春日山城(新潟県)
【北陸】
高岡城(富山県) 七尾城(石川県) 金沢城(石川県) 丸岡城(福井県) 一乗谷城(福井県)
【東海】
岩村城(岐阜県) 岐阜城(岐阜県) 山中城(静岡県) 駿府城(静岡県) 掛川城(静岡県) 犬山城(愛知県) 名古屋城(愛知県) 岡崎城(愛知県) 長篠城(愛知県) 伊賀上野城(三重県) 松阪城(三重県)
【近畿】
小谷城(滋賀県) 彦根城(滋賀県) 安土城(滋賀県) 観音寺城(滋賀県) 二条城(京都府) 大阪城(大阪府) 千早城(大阪府) 竹田城(兵庫県) 篠山城(兵庫県) 明石城(兵庫県) 姫路城(兵庫県) 赤穂城(兵庫県) 高取城(奈良県) 和歌山城(和歌山県)
【中国】
鳥取城(鳥取県) 松江城(島根県) 月山富田城(島根県) 津和野城(島根県) 津山城(岡山県) 備中松山城(岡山県) 鬼ノ城(岡山県) 岡山城(岡山県) 福山城(広島県) 郡山城(広島県) 広島城(広島県) 岩国城(山口県) 萩城(山口県)
【四国】
徳島城(徳島県) 高松城(香川県) 丸亀城(香川県) 今治城(愛媛県) 湯築城(愛媛県) 松山城(愛媛県) 大洲城(愛媛県) 宇和島城(愛媛県) 高知城(高知県)
【九州】
福岡城(福岡県) 大野城(福岡県) 名護屋城(佐賀県) 吉野ヶ里遺跡(佐賀県) 佐賀城(佐賀県) 平戸城(長崎県) 島原城(長崎県) 熊本城(熊本県) 人吉城(熊本県) 大分府内城(大分県) 岡城(大分県) 飫肥城(宮崎県) 鹿児島城(鹿児島県) 今帰仁城(沖縄県) 中城城(沖縄県) 首里城(沖縄県)

筆者が注目するのは、お城に残るエピソード

筆者のお城選びの基準には、その城に残るエピソードもある。

たとえば、岡山県の備中高松城は「日本100名城」には名を連ねてはいないが、秀吉の家臣、黒田官兵衛が軍師としての名をあげた「水攻め」の舞台だ。戦国時代の武将が主人公となる「大河ドラマ」では、幾度となく登場するので名前を知る人は多いだろう。

羽柴秀吉・軍師官兵衛ゆかりの名城、備中高松城址(蛙ケ鼻築堤跡)「水攻め」の真実

エピソードは古い時代ばかりとは限らない。

写真は島根県に残る津和野城だが、ここから見た情景を、さだまさしは「案山子」という名曲にしたためた。「歴史はちょっと」という人には、こういう話題のほうがいいかもしれない。

名城 記事一覧

スポンサードリンク