富士スバルライン 紅葉ドライブガイドと車中泊事情 2018年最新

富士山に登ったことがある人はご存知だと思うが、富士山頂に向かうルートには、「吉田ルート」・「富士宮ルート」・「須走ルート」・「御殿場ルート」の4つがあり、いずれも五合目から本当の登山が始まる。

つまり、マイカーでアクセスできる「富士山五合目」は4つ存在する。

筆者は富士山頂には行っていないが、「富士五合目」は全て踏破している(笑)。その中で「ドライブコース」として人気があるのは、静岡県側の「富士宮ルート」に至る「富士山スカイライン(無料)」と、山梨県側の「吉田ルート」に通じる「富士スバルライン(有料)」だと思うが、ここでは先に「富士スバルライン」の、紅葉事情と見どころをガイドしよう。

ちなみに無料・有料を除く「富士山スカイライン」と「富士スバルライン」の分かりやすい違いは、富士五湖が見えるかどうか… 「富士スバルライン」は、途中から河口湖、五合目からは山中湖が見下ろせる。

料金は往復2,060円(2018年10月現在)

最初の東京オリンピックが開催された1964年に開通し、既に50年以上の歴史を誇る「富士スバルライン」は、山梨県の河口湖町から吉田ルート登山口へと通じる有料道路で、「新・日本百名道」や「ニッポン絶景ロード100」・「絶景ドライブ100選」にも登場する人気の山岳ドライブウェイだ。

総延長は約30キロ。標高2,305メートルの登山口まで、標高差およそ1,200メートルの道を、左右に何度もハンドルを切りながら駆け登る。

通行料金は往復2,060円、精算は現金払いのみでETCは使えない。

また、利用時間は時期によって異なるので注意が必要。

7.8.9月は24時間営業だが、8月初旬から中旬はマイカー規制で通行不可になる。その期間中は、富士吉田インターの東隣にある富士北麓駐車場(1400台)に車を置き、シャトルバスで五合目へと向かう。

また冬季閉鎖はなく通年営業しているが、時期よって営業時間は異なっており、天候や路面状況によっては通行止めになることもある。

なお営業時間外は、人もクルマも、駐車場を含む有料道路内に残ることは禁止されているので、車中泊はできない。

途中の景色の良い場所に、大きな駐車場が点在する。

写真が撮りたい人間にとって、「富士スバルライン」が素晴らしいのは、一合目下駐車場、樹海台駐車場(3合目駐車場)、奥庭駐車場・御中道周辺路肩駐車場(ともに5合目付近駐車場)など、”ココぞ!という場所”に、広い駐車場を用意してくれている点だろう。

この写真は「一合目下駐車場」で撮影したものだが、クルマと紅葉と富士山の3点セットが撮れる貴重な場所だ。

料金所からすぐのところにあるので、まだまだこういうロケーションはあるだろうと「君、思うなかれ」(笑)。

考えてみれば当然だが、山というのは標高によって樹木の植生が変わる。「富士スバルライン」の場合、落葉樹の紅葉が見られるのは2合目までで、以降は5合目までカラ松林の間をひたすら縫って走ることになる。

もうひとつ大事なことは、「富士スバルライン」は樹海の中の一本道。ゆえに広葉樹林の合間から富士山が顔を見せてくれる場所は極めて少ない。そのうえ路肩はなく、観光バスが頻繁に通るため、路上駐車は不可能に近い。

樹海台駐車場から見える河口湖。手前には圧巻の樹海が広がっており、富士山が持つ「自然の豊かさ」を実感できる。反対側には富士山も顔を覗かせている。

そして筆者のイチオシがここ、御中道(おちゅうどう)。

「御中道」は富士山の五合目から六合目を、水平方向にぐるっと一周している山道で、富士山を信仰の対象にしている「富士講」の信者でも、山頂に3回以上の登頂経験のある者だけに許されたと云う修行の場だ。

歩けば、溶岩の砂礫がジャリジャリと潰れる、富士山特有の地面の感触が靴底から伝わってくるので、時間があれば少し足を踏み入れてみると面白い。ただし 現在は、一部通行不可の場所があるため一周はできない。

なお駐車場は路肩に点在して設けられている。この日は人が少なく山道の入口前が空いていた。

五合目のお勧めは、富士山五合目総合管理センター

終点の五合目は、場違いな建物に近隣諸国からの観光客が群がる「異国情緒」に満ちた空間で、今や富良野の「ファーム富田」に匹敵する国内屈指のチャイニーズ・スポットだ(笑)。

その隣りにある冨士山小御嶽神社(ふじさんこみたけじんじゃ)には、小御嶽太郎坊正真という天狗が、富士登拝者の家運隆昌、交通安全、延命長寿、縁結びなどのの守護神として祀られている。創建は937年と云われるが、現在の本殿は昭和50年に建てられたものだ。

筆者が「価値を感じた」のは、富士山五合目総合管理センターだ。2階では世界遺産に関連する貴重な映像が無料で見られる。それに何より、ここには騒がしい異国の観光客がほとんどやってこない(大笑)。

隣接する展望台からは、山中湖が見下ろせる。

富士山五合目総合管理センターの奥に、「吉田ルート」の登山道入口がある。

ちなみにここから山頂までの標高差は約1400メートル。往復の標準タイムは約10時間になる。

最後は駐車場と車中泊について。

五合目の駐車場の収容台数は、普通車約330台。多少は歩くが、きれいで大きなトイレが近くにある。ただ登山客が利用する夏の最盛期は、8合目の山小屋泊の人がいるため、夜間でも「満車」という日もあり得るだろう。

そこで、もしお土産や登山に興味がないのであれば… 前述した「御中道」で引き返すのも一つの手だ。そこから上の景色はほとんど変わらない。

なお、繰り返しになるが、営業時間外は、人もクルマも駐車場を含む有料道路内に残ることは禁止されている。そのため、事実上秋は車中泊ができない。

富士スバルライン オフィシャルサイト

山梨県富士山五合目総合管理センターのフェイスブック

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