鳥取県境港にある「安い・早い・うまい」の三拍子揃った牛骨ラーメン店 「黄金(こがね)」

「牛骨ラーメン」とは、文字通り牛の骨からダシをとる、鳥取県中西部のご当地ラーメンの総称。その特徴をザクッとまとめると、スープには牛脂独特の甘みと香ばしさがあり、麺は基本的に中太ちぢれ麺、具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、ネギなどシンプルなものが多い。

ただ、豚骨と鶏ガラはお馴染みだが、「牛骨」は耳慣れない人が多いと思う。なぜなら、ラーメン研究家からも、牛骨スープは癖が強いと指摘されており、それを使うラーメン店は、日本全国を見渡しても未だ少数しかないからだ。確かに筆者も、鳥取県でしかその「看板」を見たことがない。

にもかかわらず、地元では最近までそれが地域固有のグルメだとは認識されていなかったようで、「秘密のケンミンSHOW」みたいな逸話も残る(笑)。

さて。そんな牛骨ラーメンの店で、筆者を小躍りさせてくれた老舗を紹介しよう。

それは「ゲゲゲの鬼太郎」のふるさと、境港市の国道431号に面した「黄金(こがね)」。車中泊ができる「夢みなと公園」から2キロほどのところにある。

これがその「黄金」の(牛骨)ラーメン。お値段、なんと390円!

衝撃のプライスだが、「安い・早い・美味い」に加えて、ちゃんと一人前の量がある(笑)。冒頭に記した「牛骨ラーメンの特徴」にほぼ忠実で、醤油で味付けされたスープもいいが、ここは麺も良かった。

筆者のイメージでは、安い店の多くは、往々にして麺に難があるところが多いのだが、ここは例外。軽くちぢれた玉子麺は、やや固めに茹でられ、適度なコシとツルツル感を兼ね備えていた。

鳥取県民は堅実で外食をあまり好まず、無駄なことにはお金をかけないという。

あのスターバックスコーヒーでさえ、最後まで出店できなかったほどの土地で、老舗を維持するには、味にも経営にも「それなりの実力」がなければ難しい。ただ安いだけで、この店の「現在」があるのではないと思う。

黄金
☎0859-45-3003
10:00〜17:00・火曜定休

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