但馬の小京都・出石(いずし)の、見どころと皿そばの行列店&車中泊事情 2018年

よく「但馬の小京都」と紹介される「出石(いずし)」の見どころは、辰鼓楼(しんころう)がよく見える「豊岡市出石伝統的建造物群保存地区」に集中しており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

出石の歴史を紐解くと、もともとは応仁の乱で西軍を率いた守護大名・山名氏の領地だったが、戦国末期に秀吉に敗れ、一時は豊臣家の支配下に置かれていた。

現在残る出石城跡と城下町は、関が原の合戦直後に外様大名の小出吉英が当時の有子山城を廃し、その山麓に新た築いたものだ。小出氏は九代・約100年間続いたが、後縦ぎがなく断絶し、武蔵国岩槻の松平忠周(まつだいら ただちか)を経て、信州上田の仙石政明が城主となる。

出石の伝統工芸である出石焼と特産の出石皿そばは、その後7代続く仙石氏の時代に確立されたものとされている。

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出石の城下は、明治9年の大火により、建造物の80%以上にあたる家屋966、社寺39、土蔵290を消失する。

しかし、その後町割は1810年(文化7年)当時の状態にほぼ復元され、焼失を免れた武家屋敷や社寺に加え、焼跡に再建された明治時代の寺院や町家が、近世後期の城下町の歴史的景観を今日に伝えている。

出石観光の秘訣

観光資源は「文化」なので、施設や店が営業している時間帯に訪ねるのがお勧めだ。また「重要伝統的建造物群保存地区」は狭いエリアなので、2時間もあればひと通り見てまわれる。

つまり、普通はここであえて車中泊をする意味はなく、クルマを有料の観光駐車場に停めて、名物の「出石皿そば」が食べられる時間帯に立ち寄るといい。主な出石の見どころは以下の通り。

出石のシンボル辰鼓楼(しんころう)

もともとは辰の刻(7時から9時)の城主登城を知らせる太鼓を叩く櫓であったが、1881年(明治14年)に現在の姿の時計台となった。札幌の時計台が設置されたのも同年で、姿形は大いに異なるものの、ともに日本最古の時計台といわれている。

出石永楽館

明治34 年に開館した近畿最古の芝居小屋で、平成20年に大改修を受け、44 年ぶりに営業を再開した。現在は歌舞伎や神楽、寄席などが行われるほか、興行の無い日は一般公開されており、廻り舞台・奈落など舞台裏も見学できる。

いずれも詳細は、出石観光協会のオフィシャルサイトで。このサイトは見やすくわかりやすい、観光協会が作るべき「お手本」のような作品だ。

大河ドラマファン必見! 「川崎尚之助供養碑」と「桂小五郎居住跡」

出石は2013年放送のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公である新島八重の最初の夫で、洋学者で後に会津藩士となった川崎尚之助の出生地。この供養塔は大河ドラマ放送にあわせて2013年(平成25年)1月に建てられた。

「八重の桜」と川崎尚之助の詳細ページはこちら

なお、「桂小五郎居住跡」は、この後の「皿そば」の中で詳しく触れる。

出石名物「皿そば」

出石は約50軒もの蕎麦屋が並ぶ関西屈指のそば処として知られるが、「割り子そば」の形態になったのは幕末で、屋台で出す時に持ち運びが便利な手塩皿(てしょうざら)に蕎麦を盛って提供したことが、その始まりとされている。

出石皿そばの特徴と、出石皿そば巡りの留意点

人気の蕎麦屋 

桂小五郎ゆかりの「よしむら」

出石皿そばの元祖 南枝本店

関西風のつゆが美味しい、出石皿そば「近又(きんまた)」

ゲストを連れていきたい店は「勘兵衛」

出石の車中泊事情

冒頭で書いた通り、出石の観光資源は「文化」なので、施設や店が営業している時間帯に訪ねるのがお勧めだ。ただしその時間帯には団体ツアーもやってくる。

空いている時間帯にゆっくり町を歩きたい、あるいは歌舞伎のような特別に見たいコンテンツがある人には車中泊が有効だ。

出石の町内には有料の観光駐車場のほかに、24時間利用できるトイレがあり、無料で駐車できる「ドライブインいずし(☎0796-52-2600 )」がある。

最寄りの温泉は、出石温泉館 乙女の湯

兵庫県豊岡市出石町福住882
☎0796-52-2778
料金:大人500円
営業時間:10~21時45分(受付終了21時30分) ・第2水曜定休(祝日の場合は翌日)

なお確実を期すなら、30分ほど離れたところにある「道の駅 但馬楽座」が便利だ。出石の町に近い道の駅としては、「やぶ」と「但馬楽座」の2ヶ所があるが、但馬楽座には温泉施設とコンビニが併設しており、車中泊環境は「やぶ」に比べると格段にいい。

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出石の概要と車中泊事情

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