総業300余年の歴史を誇る、出石皿そばの元祖「南枝本店」

出石皿そば発祥の老舗で知られる南枝は、1706年(宝永三年)、仙石氏が信州上田城よりお国替えの折に、そば職人として家臣と共に随伴した初代店主が、当初は大黒屋の名で出石に最初のそば屋を創業。その後、藩主より南枝の屋号を賜り、今日に至っているという由緒を誇る。 

 蕎麦の実を丸挽きにした茶褐色の麺は、やや硬めで腰があり、思ったよりも滑らかな喉越しだった。つゆは関西にしては甘みが少なく、醤油がよく効いている。その点からも、ルーツが信州にあるというのがよくわかる。

小皿1枚は2.3口程度のボリュームで、もりそばのように大皿にしてみると、やや少なめの感じ。追加はお皿1枚からでも可能だ。

薬味はネギ、とろろ、うずらの卵の3種類で、筆者は家内と各2皿づつの合計12皿を食した。個人的には鶏の卵よりも、うずらの卵ほうが大幅に味が変わらなくて筆者は好きだ。

最後はとろみが少ない蕎麦湯も出て、全体的にサッパリとした味わいの店という印象だった。接客も媚びたところがなくアッサリしていて、どちらかといえば関東チック(笑)。大阪のノリが苦手な人にお勧めだ。

 出石そば 南枝
兵庫県豊岡市出石町柳63 
☎0796-52-2274 
営業時間 10:30~17:00 ・毎週木曜日定休
出石皿そば(一人前)860円  追加(一皿)130円

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