津和野城跡から見える、さだまさしの名曲「案山子」の情景 

♪元気でいるか、町には慣れたか、友達できたか…♪

このフレーズで始まる「案山子」は、1978年(昭和53年)に発売された、さだまさし3枚目のオリジナル・アルバム「私花集(アンソロジィ)」に収録された、叙情派シンガーソングライターの真骨頂とも呼べる名曲だ。

このアルバムには、山口百恵が歌って大ヒットした「秋桜(コスモス)」や、ファン投票では常に第1位に選ばれている「主人公」も収録されており、筆者のハイエースの中でもよくかかる(笑)。

その「案山子」の一節に、以下のくだりがある。

♪城跡から見下ろせば、青く細く川、
橋のたもとに作り酒屋のレンガ煙突…♪

実は、この情景は故郷の長崎ではなく、なんと島根県津和野市に残る「津和野城の城跡」から見たものだったというから驚いた。

本人のインタビューによると、津和野城の石垣に生えている松の木が、遠くの町へ行って頑張っている子ども達に語りかけると言う形で、「故郷」をたいせつにしよう、と呼びかけている曲なのだとか。 

音楽というのは時に個人の強い記憶とリンクする。筆者にとってこの曲は、学生時代の帰省を思い起こす情景そのものだった… 

案山子をよく知らないという人は、ぜひ一度こちらでご拝聴を。

(案山子〔さだまさし〕 – YouTube)

マニアックと思う人がいるかもしれないが、考えてみれば個人旅行ってやつは、旅先がマニアックなほど楽しいものだ。ゆえにクルマ旅を愛好する人は、ツアーには馴染めないともいえるのだろう。

実は津和野には2年前にも来ていたが、その時はこの情景を撮るのが目的だった。残念ながら津和野の城跡は、修繕工事の最中。ゆえに「案山子の情景」を見ることはできなかった。

ちなみに、SL山口号の終点駅である津和野では、嬉しいことに蒸気機関車の運転席に乗せてもらうことができる。これは鉄ちゃんでなくても、ワクワクする体験に違いない(笑)。

ところで…、観光業界では、なぜ「萩・津和野」がセットなのかが未だ筆者にはわからない(笑)。似たような城下町をハシゴしてどうなるというのだ?

今、「るるぶ」や「まっぷる」を片手に観光すれば、誰でも答えは「萩に比べると、津和野はホントに寂れてるよね」。になるのは目に見えている。

正直、津和野は萩に比べると見どころは少ない。しかしその分、ここでは時間がゆっくりと流れる。

津和野は中高年には案外おもしろい場所だと思う。都合のいいことに、ここには温泉隣接の道の駅が2つもある。

スポンサードリンク