スポンサーリンク

スサノオ終焉の地に建つ「須佐神社」から、透けて見えること

スサノオ

「須佐神社の由緒」をわかりやすく「翻訳」すると、以下の通り。

「出雲国風土記」には、スサノオが各地を開拓した後、最後にここを訪れ、「この国は良い国だから、自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と云って「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮めたという記述がある。

それに準ずるかのように、この神社を「スサノオの終焉の地」と書くパンフレットもあるが、不死身の神様の「終焉の地」というのは、どういうことだ?(笑)。 

かように出雲神話では「神様と人間」が、すぐにゴチャゴチャになるわけだが、その話はちょっとそこに置いておこう。

ここで着目すべきは、「出雲国風土記」の中で、スサノオに関する伝承は4カ所あるが、もっとも詳しく記された伝承地が、ヤマタノオロチ伝説に関連が深い、松江の近くにある「須我神社」周辺ではなく、この「須佐神社」がある飯石郡の須佐郷(現在の出雲市佐田町)であることだ。

「須佐神社」がいつ創建されたかは不明だが、その神社が「現在どの神様を祀っているか」に惑わされてはいけない。

祭神の大半は、奈良時代以降にヤマト朝廷によって後付けされたもので、飛鳥時代より以前からあった神社は、もともと自然崇拝の祭祀場であったところが多い。「須佐神社」も、古代の旧社地が神社の北方にある宮尾山にあったと伝わり、現在もそこに磐境(いわさか)【祭壇跡のこと】が残っているという。

ちなみに現在の「須佐神社」の祭神は、スサノオのほかに稲田比売命(いなたひめのみこと)、足摩槌命(あしなづちのみこと)、手摩槌命(てなづちのみこと)と、ヤマタノオロチ退治に登場する四神になっている。

参考/日本史ダイジェスト/九州4  5分で分かる、日本の神社のルーツと秘密

それから考察すると、実はこのあたりが元々のスサノオの部族の支配地で、その氏神様を祀っていたのが須佐神社であった可能性は高い。

またそれは地理を考えると、「ヤマタノオロチ伝説のパワー・スポットを巡礼する。」の最後に記した「真相」とも符合する。

ということで、スサノオのファンには、ぜひこの神社に足を運んでいただきたいと思う。

最後に。パワースポットが大好き!という方に朗報を(笑)。

「須佐神社」には、写真の「塩ノ井」を含む「七不思議伝説」というものがある。詳しくは以下のウェブサイトに記載されているので、参考にしていただきたい。

須佐神社 オフィシャルサイト

ちなみに、どこのくらい出雲のパワースポットに関するサイトが、インターネット上にあるかを見ていただくのも一興だろう。

その数なんと約 5,700,000 件。島根の営業戦略は、大成功を収めている(爆)。

PS

クルマ旅で給水したい人にお勧めなのが、須佐神社から4キロほど離れた「八雲風穴」の直下にわき出す「福寿泉」。

年間を通じて10度前後の冷水が湧き出し、古くからこの水を飲むと長生きすると伝えられてきた。もしかしたらスサノオも、この水で喉を潤していたかもしれない。

 


境港・松江・出雲・雲南・奥出雲の総合ガイドはこちら

スポンサードリンク

タイトルとURLをコピーしました