京都市内の車中泊ベストスポットは、京都御所西駐車場


京都市内での車中泊は行く前から無理…

そう諦めている人は多いと思う。確かに年間約5000万人もの旅行客が訪れる割には、その環境が極めて脆弱であることは確かだ。

ちなみに5000万人という数がどのくらいすごいかは、世界遺産の白川郷と比べると一目瞭然。人気観光地と呼ばれる白川郷でさえ、年間の訪問者数は約150万人と推定されており、実にその30倍以上の人が、狭い狭い京都の町に押し寄せてくる。

 京都市内

ゆえに「キャンピングカーみたいな、でっかいクルマは市内を走らないで!」という現地の声を無視することは困難だ。
「なんだい。観光バスは歓迎で、キャンカーはお断りかよ…」。気持ちは分かるが、残念ながら経済効果を比べれば、筆者が京都市民でもそう言うだろう。すなわち京都市内において、この状況が改善されるという見込みはまずなさそうだ。つまり行く側にそれに負けないだけの「知恵と情報」が求められる。

 京都御所西駐車場

だが、その京都市内のほぼ中央に、「超穴場」の車中泊スポットがある。それがこの京都御所西駐車場だ。

京都御所西駐車場

注目はこの写真。観光バスが出入りするおかげでゲートが高く、キャブコンのキャンピングカーでもここなら入庫が可能。もっとも… 戦前までは、たとえ駐車場といえども、御所の敷地で一般人が寝泊まりすることはあり得なかったし、今でもそれができるのは天皇家と車中泊の旅行者だけだろう(笑)。
まさに「灯台下暗し」である。

京都御所

ただし、ここは春と秋の年に2度行われる御所の一般開放期間中(それぞれ1週間程度)は利用できない。観光バス専用の駐車場とされるため、一般車両には少し南の臨時駐車場が1日500円で開放される。しかし、夜間は閉鎖されるので車中泊はできないようだ。

蛤御門

駐車場の南には有名な蛤御門(はまぐりごもん)がある。
幕末の攘夷運動をきっかけに薩長が激突し、長州が壊滅的打撃を受けたとされる歴史の舞台で、龍馬伝でも少し取り上げられていたし、八重の桜ではここで兄の山本覚馬が目に傷を負い、やがて視力を失うことになる。

薩摩藩邸跡

幕末当時は500メートルほど離れた同志社大学が建っている場所に薩摩藩邸があった。そこは坂本龍馬の仲介で、後に日本の近代史を大きく動かすことになった「薩長同盟」が締結された場所ともいわれている。

同志社大学

さて、その同志社大学の前に地下鉄「今出川」駅がある。繁華街の四条は南に3駅、そこから祇園までは歩いて20分程度なので、この駐車場にクルマを置いてパーク&ランドすれば、そこまで足を伸ばすことも容易だ。

先斗町

先斗町。かつては高級料亭の並ぶ筋だったが、今は居酒屋プライスで楽しめる店も軒を並べている。せっかくの車中泊だけに、夜の京都も楽しもう。

御所東駐車場

最後に、注意してほしいのは、御所には西と東に駐車場があり、東はゲートが低く普通車だけが対象である。ただし、こちらは御所の一般開放期間中でも通常通り利用できる。

※御所東駐車場の詳細ページはこちら。

【京都御所西駐車場 詳細データ】
カーナビの目印は京都平安ホテル(☎075-432-6181)
■普通車駐車台数:約100台
■駐車料金:3時間以内500円(以降100円/1時間) 入庫は朝7時40分から午後7時30分。出庫は24時間OK。
 


■最寄りの温泉  

 壬生温泉 はなの湯(旧やまとの湯・壬生店)
所在地: 京都市中京区壬生松原町15-3

電話番号:075-813-2611
時間:10:00~25:00(受付時間は24:00まで)
駐車場:駐車場あり(無料)

 ※御所東駐車場の近くには、銭湯の桜湯があるのだが、駐車場がなく、西駐車場から御所を横切って歩いても20分近くはかかる。そのため、ここでは距離はあるがクルマで行きやすい壬生温泉を掲載した。

京都の車中泊・クルマ旅のガイドはこちらに詳しく記載

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