三保の松原 車中泊事情


「羽衣伝説」で知られる静岡県清水区の「三保の松原」は、2013年6月に世界文化遺産に登録された「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成遺産のひとつである。

この世界遺産は、静岡・山梨両県の広範囲にわたって構成資産が点在するが、世界遺産の審議に強い影響力を持つイコモス(国際記念物遺跡会議)は、富士山からの距離が遠い三保松原(静岡市)については、その対象から除外するよう勧告していた。しかし景観改善に向けた地元の根強い運動と、それに動かされた政府のロビー活動が功を奏し、イコモスの提案は最終会議で覆り、逆転の世界遺産登録となって話題を集めた。

その三保の松原の美しい景観と撮影ポイントについては、下の別記事にまとめている。

世界遺産「三保の松原」 撮影パーフェクトガイド

ここでは、今や大人気となった「三保の松原」周辺の車中泊事情とスポットを紹介していくことにしよう。

マップ

まず、清水の周辺に道の駅はない。だが三保の松原エリアには、トイレがある駐車場が3ヶ所に用意されており、いずれも車中泊は可能だ。ただし❸については1日500円の有料と書かれている。

三保の松原無料駐車場

民家や旅館に近く、もっとも無難なのは、❶の三保の松原無料駐車場だ。「三保の松原」でナビ検索すると、たいていの機種はここへ案内してくれるはずだ。ただ第一駐車場はバイクと観光バス用になっており、マイカーは手前の隣接する第二駐車場を利用する。未舗装ではあるが、ゲートはなく24時間使用できた(2015年2月現在)。

駐車スペースは入口の奥に広く設けられており、200台以上の収容が可能だという。しかし言い換えれば、日中はそれだけの観光客がやってくるということだ(笑)。

観光案内所

駐車しているクルマの前の建物は観光案内所。
冒頭で書いたように、三保の松原
は「地域ぐるみ」で世界遺産登録を勝ち取った経緯からか、訪れる旅人を歓待するムードが感じられ、早朝にウォーキングをしている地元の人達は、ほとんど気持よく挨拶をしてくれる。

トイレ

世界遺産の登録後、トイレが新調され、現在はシャワートイレ(ウォシュレットともいう)完備のキレイな設備になっている。

飛行場

こちらはマップ❷の無料駐車場。フラットできちんと舗装されており、富士山の眺めがいいのが魅力だ。駐車場に名前はつけられておらず、「三保飛行機場」、あるいは「三保灯台」が目印になる。

三保灯台

すぐ近くにある三保灯台。上の駐車場が写真の右下に見えている。前の道(太平洋岸自転車道)は車両通行止めとなっているが、そのまま松原沿いに歩けば、さきほどの無料第二駐車場までは15分もかからないと思う。クルマはマップのオレンジの道からアクセスする。

三保園ホテル

カーナビでは「三保園ホテル(☎054-334-0111)」を目印にするといい。ホテルの前の道を100メートルほど突っ切れば駐車場が見えてくる。

露天風呂

ありがたいことに、三保園ホテルの「三保はごろも温泉 天女の湯」は、日帰り入浴が可能で、まるで海水のように塩辛い温泉が600円で味わえる。露天風呂はぬる湯で気持ちいい。

三保灯台トイレ

難点は三保灯台の横にあるこのトイレ。女性は一度見てから判断したほうが良さそうだ。これがキレイに建て替えられたら、ここの駐車場が最高になるかも(笑)。

東海大学海洋博物館

最後は❸の東海大学海洋博物館前の有料駐車場。ゲートには1日500円の表示があるが、午前9時でも右側から自由に出入りができた(笑)。すぐ裏手に清水エスパルスの練習グランドがあり、営業時間外はその関係者の「近道」になっているようだ。

東海大学海洋博物館

かなり古ぼけた感のある見学施設だが、入場料は1500円。しかも駐車場代まできちんと取る(笑)。

東海大学海洋博物館2

そうそう大事なことを書き忘れるところだった。この駐車場には「ゴミ箱」が設置されている。

三保半島

PS
三保の松原から朝日は撮れるが、角度の問題で富士山を絡めることはできない。であれば、わざわざ三保の松原で車中泊をする必要がないともいえる。

日本平P

景観を望むなら、日本平の頂上にも無料駐車場がある。

日本平

日本平からは、お茶処静岡らしい風景が見られる。ただしこの写真は展望台からではなく、少し歩いて探さなければならない。車中泊ならそういう時間も十分に取れると思うので、散歩がてらに撮影場所を探してみてはどうだろう。

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