シャープ製 車載用プラズマクラスターの消臭効果は?


本格的な冬を迎えるこれからの季節は、車内で調理や食事ができるキャンピングカーというのは実にありがたい代物である。しかもグルメに限って言えば、冬は松葉ガニに牡蠣、フグ、クエといった鍋食材が旬を迎え、その産地に温泉めぐりを兼ねて出かける人も多いだろう。だが、その際にどうしても気になるのが、食べた後に残る「匂い」である。

  海鮮盛り

キャンピングカーにはルーフベントと呼ばれる屋根に取り付けられた換気扇があるものの、それだけで食材の匂いをかわせるのか… 高額な買物だけに躊躇するのは当然だろう。しかし、今はその消臭に効果のある車載用の優れた電化製品がある。

ルーフベント

さて。プラズマクラスターを理解するには、まず「におい」というものを理解する必要があるだろう。 「におい」の元は花粉のような物質で、それが鼻の粘膜に付着することで、人は香りや悪臭を感じるわけだが、それを消す手法は大きく2つに別れている。
ひとつは、洗浄・拭き取り・吸着などによって、「におい物質」そのものを除去する物理的方法で、もうひとつは「におい物質」に変化や中和を起こさせる科学的方法と呼ばれている。

リセッシュ

ファブリーズやリセッシュに代表される「消臭剤」は、シートやカーテンなどに染み付いた「におい物質」をいったん中和させて封じるが、「におい物質」は消滅しておらず、その後違う物質に変化して別のにおいを発する場合が多い。
つまりそれらは科学的方法のひとつであって、悪臭を根本から消すには、帰宅後に洗濯や大型掃除機などで「におい物質」を除去するのがいちばん確実とされている。また重い液体を噴霧している状況からしても、空気中を漂う「におい物質」に効果があるとは思えない。つまり「空間消臭」については極めて怪しい…

プラズマクラスター1

では、最近話題の車載用プラズマクラスターはどっちだろう。超簡単に説明すると、プラズマクラスターから発生するプラスとマイナスのイオンが、空気中の「におい物質」に吸着し、活性酸素の力で「タンパク質」を分解する。 つまり、先ほどの区分に当てはめると、物理的方法による消臭効果が得られるわけだ。しかも本体からは目に見えない空気のようなものしか出ないため、空間消臭効果が極めて高いように思える。

プラズマクラスター2

さて、ここからは筆者が実使用をしてみた結果の感想を記すとしよう。結論からいうと、シャコ、カキ、カニを夫婦で食べたにもかかわらず、ほとんど匂いはクルマに残っていなかったと思う。翌日子供たちを乗せたが、云うまで気づかなかったくらいだ。

シャコ

ただし、即効性があるかどうかと聞かれると、その点では「消臭剤」のほうに分がありそうだ。プラズマクラスターは、匂いを発する食べ物の近くに置き、長時間稼働させて空気中に放出される「におい物質」を分解させるような使い方が良いのだろう。
筆者は食事中はターボにし、念のためその日は一晩中「強」で稼働させておいた。なお、車載用のプラズマクラスターには12ボルト用のコンセントしかついていないので、サブバッテリーにシガーソケットがないとダイネットで稼働させられない。インバータを経由させる場合は、別売の100ボルト用アダプターが必要になる。

最後に… 小さな機器だけに、食べる量が多かったり食品が発する臭いが強ければ、結果は違ってくるだろう。それを考慮の上で、検討してみていただきたい。

実使用レポートのインデックスページへ。

【稲垣朝則のオリジナル・ウェブサイト】

クルマで旅する北海道

車中泊で温泉旅

オートパッカー

ザ・キャンピングカーライフ

大人の車中泊

サブバッテリー