車中泊でアンテナなしでもBS放送が見られる「SLING BOX(スリングボックス)」


かつて筆者は、自宅にあるTVチューナーからテレビの放送を遠隔地にインターネット転送し、スマートフォンやノートPCで見られるストリーミングテレビアダプター「VULKANO FLOW(ボルカノフロー)」を愛用していた。

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しかし、ボルカノフローは長きにわたる販売中止で、新たにその機器を入手することができない状況が続いていた。幸いにも既存ユーザーである我々は、それでも写真のように旅先でBS放送を見ることができたのだが、そのサービスも2017年2月を持っていよいよ終了… ついにボルカノフローが「無用の長物」と化してしまう日が迫ってきた。

だがギリギリのタイミングで、既にIOデータから後継機種が発売されていることを知り購入。今後も同じようにアンテナなしで旅先でも地デジ&BS放送が見られる「権利」を確保した。

はずだったが(笑)、上の写真の「テレキング」には、思いも寄らない落とし穴が待ち受けていた。

このチューナーは接続されている自宅のワイファイ環境下でのみ、テレビ番組を端末機で見ることができる。なんと自宅から遠く離れた旅先では、HDDに録画した映像しか見られないそうだ。マジか~!

調べ直してみると、本当にボルカノフローの代わりとして使えそうなのは、Slingboxというストリーミングテレビアダプターのようで、さっそくそれを手配した。

Panasonic ポータブル 液晶テレビ ブルーレイプレーヤー搭載 シルバー DMP-BV300

その前に…

そもそも1週間以上の旅ともなれば、さすがに世の中の情報が知りたくなるものだ。筆者はバッテリー内蔵で屋外でも見られるパナソニックのポータブルTVを愛用しており、街に近い道の駅まで行けば、ほとんどそれで地デジ番組を見ることができる。

だが、BS放送だけは別…
CAMOSの車載用の自動追尾式BSアンテナは、今でも18万円近くするうえに、品切れになることが多く、そう簡単には手に入らない。
北海道では三脚やラダーに大きな自宅用のパラボラアンテナを載せ、移動するたびに角度調整をしている人達を見かけたが、「そこまでして…」ということで、プロ野球を見ることは諦めていた。

ところが… あっと驚く方法で、旅先でBS放送を見ることができるのだ。正確にはそういうシステムがあることは以前から知っていたが、「BS放送が見られる」という「価値」に気がついていなかった。

さて。スリングボックスは上の写真の真ん中の機器だ。ボルカノフローと同じストリーミングテレビアダプターで、TVチューナーと接続して自宅から放送中の番組や録画を、インターネット回線で旅先のノートパソコンやスマホ・タブレットに飛ばしてくれる。つまり携帯電話さえ通じればどこでもOK。自宅の「お風呂」だけでなく、槍ヶ岳のてっぺんでも、ライブで大河ドラマを見ることができるスグレモノだ(笑)。

映像はパソコン・タブレット・スマホのどれでも見ることができるが、電力と操作性に見やすさを加味するとタブレットが一番良さそうだ。ボルカノフローのリモコンは使いづらかったが、こちらは画面左に本物と同じリモコンが表示されるので、格段に操作しやすい。もちろん旅先からリモコン操作ができるため、外付けのHDDを繋いでおけば、録画番組を見るだけでなく、録画自体が可能である。それで12790円というのは、かなりのお得感がある。

 ただし…

スリングボックスは、普通のテレビと違って「携帯電話の通信量」を消費する。ユーチューブなどのインターネット動画を見るのと仕組みは同じだ。つまり携帯回線のまま映画などを連続で見れば、10ギガ程度の契約なら、わずか数日で消費してしまうことになるだろう。

道の駅などのWifiを利用すれば話は別だが、速度や時間の問題で、なかなか使いづらいのが実情だ。また格安スマホを北海道のような電波の弱い地域で使うと、停まってばかりで見た気がしない(笑)。モバイルはドコモのように正規回線元のLTEでないと、その性能を存分には発揮しないだろう。

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