リビングシェルターの効果的な使い方と留意点


リビングシェルターというのは、かつての小川テント(現:キャンパルジャパン)が開発・発売した、日本で最初のロッジ型シェルターの商品名で、筆者が今でもミネルバ2とともに大切に保管している逸品のことである。

リビングシェルター

ただ、今日は「キャンプサイトのリビングを覆うシェルター」の総称として、この単語を使うことにしたい。リビングシェルターはネーミングを含めて、確かによくできた製品である(笑)。

リビングシェル

そのリビングシェルターの登場からしばらくして、スノーピークのリビングシェルが開発される。タープへの強いこだわりを持つスノーピーク社の「挑戦」にはいささか驚いたが、その汎用性の高さは多くのオートキャンパーを魅了し、シェルターは完全にタープに変わるオートキャンプの中核となった。

オートキャンプ

以降、テントと一体化したモデルが、まさに「のべつ幕なく」登場し、今ではオートキャンプ場に行けば、コールマンとスノーピークの「ドーム基地」だらけである(笑)。この中にいるだけなら、家の庭でも良かろうに…
5月下旬や10月中旬のような気持ちの良い季節にキャンプに来て、オープンエアでアウトドアを楽しまないのはもったいない。できればタープと併用するのが理想だろう。

ティピー

しかしここ数年、若者たちは新しいスタイルを見出そうとしているようだ。どうやら今度はティピーが主役らしい…

ザクっと15年間のオートキャンプスタイルを振り返ってみたが、実は今日の本題はそれではなく、リアル・オートキャンプで使うシェルターの話である。

 

メッシュエッグ

リアル・オートキャンプでシェルターが必要なのは、真夏と真冬。もちろんドッキングさせるテントがないのだから、汎用性よりも携帯性の良いアイテムが望ましい… だがマイノリティーなニーズがゆえに、それに合致するアイテムは極めて少ないのが現状だ。

このスノーピーク社のリビングメッシュエッグは、サイズ的には良かったのだが、その建てにくさだけは過去に使ってきたシェルターの比類ではなかった(笑)。

メッシュシェルター

その後、メッシュシェルターにモデルチェンジされ、設営はかなり楽になった。おかげで今はこれが、筆者のエース・シェルターである。

 メッシュエッグ2

さて。車中泊にとって最大の敵は真夏の暑さである。ゆえにリアル・オートキャンプでも、北海道以外の平地に行く場合は、クルマではなくシェルターの中で寝ることが多い。GIコットを持参すればシェルターの中でも十分に眠れる。特にこのコットの寝心地は際立っていい。さすがは値段相応というところだ(笑)。

コット

ただ、ファミリーやシルバー層が現実に手を出しやすいのはこのあたりの製品だと思う。

コット2

 ただし1万円以下の安い製品は、コットにテンションをかけるバーがはめにくく、女性や子供にはうまく立てられないかもしれない。この製品はクロスの端にマジックテープがついているので、バーをはめてからテンションがかけられる。

アライテント

もちろん、テントで寝てもかまわない。
写真のアライテント・エアライズ3は、筆者が愛用している本格的な山岳テントで、バックパックに収まるコンパクトな製品だ。ただ、山で使わなければならないという理由はない。

アライテント2

これはハイエースの修理中に代車で使用していたボクシーでのキャンプシーン。家にあった残り物のキャンプ道具を持参して急遽出かけたのだが、山に登らなくても、こういうテントがひとつあればいつでも涼しく寝られるし、夏休みなどで子供の友達が「増員」しても対処ができる。

アライテント3

たためばこの大きさ。防災アイテムというのは、このくらいのクオリティーを持つ製品のことだと思う。

サーマレスト1

なお、キャンプマットはこのサーマレスト・リッジレストを筆者は愛用している。

リッジレスト 車中泊

理由は車中泊時にも使えるからに他ならない。スポンジと空気を併用する「インフレータブルマット」を車中泊に推奨している人もいるが、リアル・オートキャンプではそんな面倒なものは不要だ。

筆者はバックパックではよりコンパクトになる「インフレータブルマット」を使うが、その分畳むのにはちょっと苦労を要する代物である。

インフレータブルマット

さて。ずいぶん話が長くなったので、引き続き「冬のシェルターの使い方」をご覧いただける方は、「薪ストーブで冬キャンプ」のページを参照願いたい。冬には冬の面白い使い方がある。

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