世界遺産の金閣寺・竜安寺・仁和寺を結ぶ、「きぬかけの路」


「きぬかけの路」とは、京都の衣笠山麓を走る「市道衣笠宇多野線」のうち、金閣寺から石庭で有名な龍安寺を経て御室の仁和寺に至る、約2.5キロの区間の愛称である。

きぬかけの路

1963年(昭和38年)に開通して以来、長きにわたり「観光道路」の名で親しまれてきたが、1991年(平成3年)に地元の運動により愛称を公募した結果、「きぬかけの路」と命名され、今日に至っている。
その謂れは、第59代宇多天皇が真夏に雪見をしたいと思い、衣笠山に絹を掛けたと伝わる故事にある。

金閣寺

金閣寺から龍安寺までは徒歩約15分。 さらに龍安寺から仁和寺までは徒歩約10分。
衣笠山麓を抜ける緑豊かなルートは、歩いて散策するにも最適で、仁和寺前から嵐電(京福電鉄北野線)に乗れば、さらに嵐山の中心まで行くことも可能である。

仁和寺

もちろん、それぞれの寺院には駐車場が完備されている。

各駐車場の利用条件は以下のとおり。
●金閣寺:1時間300円 以降30分ごとに150円
●竜安寺:1時間まで無料
●仁和寺:1回500円

桜と紅葉時期、そしてゴールデンウィークを除く平日なら、クルマで周るほうが早いし、安くつく場合が多いのだが、観光シーズンは一度駐車場を出てしまうと、次の目的地でも停められるどうか分からない不安がつきまとう。
そのため、いつしか旅行者は、この道を歩いて3つの名刹をまわるようになったのであろう。
確かに嵯峨野や大原に比べれば、2.5キロなど、全くたいした距離ではない。

そんな時は、仁和寺にクルマを置いて金閣寺まで順に歩き、バスで戻ってくればいい。「参拝者に限る」という表示が気になる人は、周辺のコインパーキングを利用してもいいだろう。

金閣寺

なお、お勧めのシーズンは、3つの寺院が三者三様の美しさを見せる秋の紅葉時期である。

看板

さて。名前を公募し、ガイドブックやウェブ上の見かけは良くなっても、町そのものは簡単には変われない。このあたりは立命館大学の衣笠キャンパスができたことによって開けただけに、今も学生街の面影があちこちに残されている。

なか卯

それをフレンドリーに思うか、ダサく感じるかは貴方次第だが、少なくとも祇園や嵯峨野界隈とは全く装いが異なることだけは知っておいたほうがいいだろう。

きぬかけの路オフィシャルサイト
 マップを含めてきちんと情報が整理され、写真も美しいプロのクリエイターの手によるホームページ。観光地のホームページはせめてこのレベルにあってほしいものだ。ここに駐車場の情報が加われば、さらにありがたい。

京都の車中泊・クルマ旅のガイドはこちらに詳しく記載

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