RVパークの「使い勝手」は、正直云ってどうなの?


RVパークとは、日本RV協会が車中泊旅行者に、『快適に安心して車中泊ができる場所』を提供するために認定している、車中泊専用の有料駐車場のこと。2016年4月時点の提携施設数は、全国で68件となっている。

RVパーク 施設一覧

やまが

道の駅やホテル、あるいは日帰り温泉施設といった、さまざまな業種業態の駐車場の一画に設けられているのだが、現時点では「車中泊が公認されている駐車場」というレベルを大きく上回るものではないし、中には「ええ、ここなの?」というRVパークがないわけでもない。

写真は熊本県の人気温泉地のひとつ、山鹿温泉にあるRVパークで、緑のラインで囲まれた2台分の区画を、隣のハイエースのようにゆったり1台で利用できるようにしてある。

つまり「パーク」とは公園ではなく駐車場という意味なので、こういう施設を見てもガッカリしてはいけないのだ(笑)。

ちなみに料金は、高さ220cmまでの小中型車は1泊:1,000円、それ以上になると1泊:2,300円になり、東側緊急車両入口より入出庫(事前電話連絡が必要)し、途中出入り不可となる。うちのハイエースは高さが238cmなのでこの料金に該当するわけだが、幅と長さはノアやセレナと変わらない。ゆえに、こういう「キャンピングカー音痴」な料金区分の駐車場は絶対に利用しない(笑)。

阿武町RVパーク

筆者はこれまで佐賀県のRVパーク有田温泉と、山口県のRVパーク道の駅阿武町で実際に車中泊をしてきたほか、10件程度のRVパークを現地取材している。写真は阿武町の道の駅の一画に設けられたRVパークだが、こういう展開が許されるところは稀なようだ。

大半は車外調理は炊事棟のような専用施設がない限り禁止されている。また、電源の利用とゴミの処分についても別途料金になるが、料金は施設ごとに異なり、場合によってはキャンプ場のほうが安いこともある。

ちなみに阿武町では、電源使用料が1時間100円。サブバッテリーに充電したい場合は1000円でも到底おぼつかない「破格」の電気料金である。それでもソーラーのないキャンピングカーにはありがたいのだろうが、利用者が納得するかどうかはわからない。

ただ、ふだんからコインパーキングで車中泊をする人は、トイレがあり、電源が使えるうえにゴミの廃棄ができて、ほぼ似たような料金で利用できるRVパークを「いい」と感じるかもしれない。また首都圏在住の人からすれば、地方のRVパークでもそう高いとは思わない…のかな(笑)。東京の人の感覚は、地方に住む我々には計り知れないところがある。

キャンピングカー

最後に。
そもそもRV協会自体が、キャンピングカーディーラーの組合的な組織であるため、RVパークも基本的にはキャンピングカー、それもどちらかといえば、バスコンや大型トレーラーを意識したものである感は拭えない。

ハイエースのバンコンでさえそう感じるのだから、ミニバンなどの乗用車なら、さらに違和感を感じる可能性は否定出来ないだろう。

なお、予約に関しては「個人経営で、管理人が外出する場合がある」などの理由から、例外的に必要としている施設もある。いずれにしても台数に限りがあるため、休日前は定休日や臨時休業の確認を含めて、必須ではない施設でも、事前に確認の電話を入れるほうが確実だ。

筆者の才能では、もう、これ以上は褒められない…(爆)

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