北海道 屈斜路湖周辺の車中泊事情


 長期滞在に適した場所なし

車中泊の旅人にとって、屈斜路湖に一番欠けているもの… それは、ゆっくり腰を落ち着けられるところだ。名の知れた温泉地でありながら、適合する居場所がないため、今は摩周温泉の道の駅まで下ってしまう人が大半だと思う。

川湯園地

だが、かつては違った。
少し前まで川湯園地の駐車場のトイレは24時間開放されており、そこで車中泊をしながら、川湯温泉自慢の「源泉かけ流し」を堪能することができた。

車中泊禁止

この表示をみると敷地内に洗濯物を干したり、トイレで食器を洗う非常識な旅人がいたことが予想されるが、そういう輩はどこにでもいる。


人気の道の駅や観光地の駐車場では、具体的な禁止事項を記した看板を立て、利用規則に違反する人間を警備員に注意させたりすることで抑制し、利用を禁止することなく現在に至っている。

マナー違反

そもそも、こういう問題児は旅人の何%なのだ? 

90%を越えるであろう「真面目な旅人」にすれば、もはや我慢の限度は近づきつつある。こういったやり方は温泉街にも旅人にも、けして良い結果をもたらしているようには思えない。人が来なくなれば町は廃る。その責任は町民や旅人ではなく、そういう結果を導いた人が追うべきだ。

 

いうまでもなく、屈斜路湖周辺にもキャンプ場は存在している。だが、いずれも車中泊の旅人の「お眼鏡」に適うところはではないようだ。

和琴半島湖畔

ロケーションの良い和琴半島には2つのキャンプサイトがあるが、民営の「和琴半島湖畔キャンプ場」は、オートキャンプができないうえに駐車場もない。

和琴駐車場

クルマは少し離れたこのトイレがある無料の公共駐車場に停めることになるため、車中泊の旅人には「お金を払っても払わなくても同じ」場所で寝ることになる。それでは利用価値がないのと同じだ。ただ幸いにも、今のところ車中泊は禁止されていない。

和琴キャンプ場

もうひとつの和琴野野営場は、2014年にリニューアルオープンしたばかりだ。以前は「和琴半島湖畔キャンプ場」と同じく駐車場はなかったが、現在は敷地内に設けられている。ただしオートキャンプサイトはない。

料金も大人ひとり1000円と設備の割には高いし、何よりこれからスタートするキャンプサイトに「タープ一張1000円」なる料金設定があるのは驚きだ(笑)。

加えて、ここには呼称が幾つもある。現地の表示にさえ「和琴野営場」と「和琴キャンプ場」の2つがあるうえ、ガイドブックには「和琴半島公共キャンプ場」と紹介されている。ネット検索が当たり前の時代には理解できない話だろう。

砂湯キャンプ場

次は砂湯キャンプ場だが、ここは「砂湯のページ」に記したとおり、オートができない時期は、和琴半島と同じく無料の公共駐車場にクルマを停める。

砂湯公共駐車場

トイレがあり、道の向こうが砂湯のビーチという好ロケーションの公共無料駐車場。多少ざわざわするものの、現時点ではここが屈斜路湖のベスト車中泊スポットと呼んでも過言ではあるまい。

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最後は川湯温泉にもっとも近い「オートキャンプ屈斜路湖」。その名の通り、電源設備もある本格的なオートキャンプ場だが、サイト使用料は普通車・ワゴンタイプ2550円、キャンピングカー3450円、AC電源使用料1000円と料金もそれなりだ。

そうなると気軽にここに泊まろうかという気にはならない。道東には1000円も出せば驚くほど快適なキャンプ場が揃っている。そう考えると、屈斜路湖周辺のキャンプ場は明らかに「競争意識」に欠けていると思うのだが。

阿寒湖・摩周湖


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