車中泊で「居心地のいい温泉地」と呼べる5つの条件


独自の「基準」を持つことが大事

筆者が考える「居心地のいい温泉地」と呼べる条件は以下の5つだが、これを参考に自分なりの「明確な基準」を持てば、自らの目で「お気に入りの温泉地」を見つけることが容易になる。温泉地の規模が小さくても、知る人の少ない温泉地でも、自分にフィットすれば「居心地のいい温泉地」になる。

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1.車中泊好適地度
温泉地の周辺に、低料金で車中泊ができるキャンプ場、あるいは観光駐車場、もしくは道の駅があり、連休時でも車中泊旅行者を受け入れられるだけの駐車台数を有しているかどうか…

読書や昼寝をしながら時間を過ごすには、こういった環境が不可欠だ。ただ混雑している駐車場で、白昼堂々と長時間駐車をするような迷惑行為は避けよう。

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写真は城崎温泉街から4キロほど離れた場所にある「気比の浜海水浴場」。海岸はキャンプ場として整備されており、水洗トイレと炊事棟がある。しかも海水浴シーズン以外は無料で利用することができる。

2.滞在好適度
付近に景勝地や史跡、あるいはスポーツ施設、文化施設などがあるかどうか…

本格的な湯治でも、最初の入浴に妥当とされる時間はせいぜい10分ほどだ。つまり車中泊で訪れても、観光するかスポーツでもしない限りは、時間を持て余すことになる。

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「信州の鎌倉」とも呼ばれる上田市郊外にある別所温泉。木曽義仲や真田幸村ゆかりの外湯に加え、国宝の寺社仏閣にも徒歩で行ける。

3.湯めぐりサービス度
元湯や総湯と呼ばれる共同温泉、もしくは温泉旅館の日帰り利用共通割引制度があるかどうか…

食事や公共交通機関の制約を受けない車中泊の旅人は、多くの温泉施設に足を運べる時間の余裕を有している。それだけに「湯めぐり手形」あるいは「温泉手形」といった割引制度は、日帰り客以上にありがたい存在といえる。

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大分県の別府温泉では、温泉の無料及び割引クーポン券が綴じ込まれた「別府八湯温泉本」がコンビニでも手に入る。

4.温泉情緒度
旅行者が、散歩や飲食を楽しめる温泉街が残されているかどうか…

温泉地の中には、大規模な旅館やホテルの中に歓楽要素が集約され、温泉街が消滅していたり、元々存在しないところがある。だが、温泉とともにその地の郷土料理や地酒を味わいたい車中泊の旅人は、けして少なくないはずだ。

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道後温泉のメインストリートは、本館から駅前に続く「はいから通り」。アーケードになっているため雨天でもゆっくり土産物を見てまわれる。

5.名湯・秘湯度
名湯・秘湯・隠し湯など、話題性のある温泉が存在するかどうか…

同じ温泉に行くのなら、名を馳せたところから訪ねてみたいのが人情というものだ。ブログなどのウェブサイトを持つ温泉マニアほど、その思いは強かろう。

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坂本龍馬が寺田屋で負った刀傷を癒やしたとされる、霧島温泉郷の塩浸温泉。敷地内には龍馬とお龍の石碑も建つ。

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