無料の露天風呂 川北温泉/北海道標津町 


驚くべき悪路の先にある乳白色の湯

中標津にある「からまつの湯」で、常連らしきおじさんから、この川北温泉のことを教えられた。筆者は「からまつの湯」のお湯が柔らかくて大好きなのだが、おじさんによると泉質は川北温泉の方が上だという。そこで、確かめに行ってきた。

川北温泉2015

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国道244号を標津市街から斜里町方面へ進み、写真の看板で左折し、未舗装の笹の沢林道を約5キロほど走る。もちろん林道は除雪されないので、冬からGW頃までは通行できない。

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笹の沢林道はご覧の通りデコボコだらけで、ところどころには覆い被さるように梢が伸びている。そのため、高さの面でもキャブコンのキャンピングカーは諦めた方がよさそうだ。ハイエースでも対向にはかなり厳しい箇所がある。

川北温泉

さて、川北温泉は明治時代に開湯し、大正時代には温泉宿もあったという。その後、村営の温泉療養所や町営の保養センターとして利用された経緯があるが、台風で崩壊し浴場を残して取り壊された。現在はそこに、地元の有志によって建てられた、簡易の脱衣所と休憩所、そしてトイレが設けられている。

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積雪で倒壊する恐れがあるため、あえて屋根は作らず、露天風呂にしてあるそうだ。浴槽は男女別になっているが、仕切り壁は申し訳程度で、一応表からは見えなくしてあるが、裏に回ればノーガード(笑)。

川北温泉

ちなみに、川北温泉の泉質は、塩分と硫黄分が多く、カラダに優しいというよりは効きそうだ(笑)。

ワイルド感では勝るものの、筆者はやはり「からまつの湯」派である。なお、夜間は車のバッテリーにケーブルを繋げれば電灯がつくらしい。なかなか車中泊的な発想だった。

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浴場の清掃を含め、そういった施設管理はボランティアで行われているとのこと。

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筆者が初めて訪ねた2011年は、大阪と京都ナンバーの車中泊客が、自称曰く、地元の人に感謝されながら、その役目を務めておられるようだった(笑)。要は体裁を繕った「長期滞在者」なのだろう。

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付近はヒグマの生息地であり、その旨の注意書きもある。もちろん駐車場周辺にはキャンプ禁止の掲示がされており、
何も起きなければよいのだが、万一事故が起これば、たちまちにして「立ち入り禁止」… 

野湯とはそんなものかも知れないが、筆者が川北温泉を愛する地元の人間なら、ヒグマに対する免疫のない内地の旅人に、その管理を委ねたりはしないと思う。

PS

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川北温泉は、2012年の林道崩落以降長らく閉鎖されていたが、2015年にようやく復旧工事が完了し再開された。とはいえ、脆弱な地盤であることに変わりはなく、特に集中豪雨などの後は、営業しているかどうかを役場に確認してから出かけるほうがいいだろう。

場所 : 北海道標津郡標津町川北1番地の3
 料金 : 無料
営業 : 24時間
休み : 年中無休
泉質 : 含硼酸食塩硫化水素泉
備考 : 男女別湯船・男女別脱衣所あり

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