備中松山城/大河ドラマ「真田丸」のロケ地

エキサイティングなバイオリン・ソロから始まる、ドラマ「真田丸」のテーマ曲。筆者的には「龍馬伝」以来の強烈なインパクトを受けた名曲なのだが、実はそれが誰の作品なのか、あるいはバイオリン奏者が誰なのかということよりも気になっていたことがある。

それは背景に使われている、この山城だ。

果たして実物なのかCGなのか… そもそもこんなことを思うのは、高度に発達した現在の映像技術の「罪」のひとつだと思うわけだが(笑)、実は岡山取材の最中に、その山城が実在することを知った。

というより…現地まで来て、初めてその事実に気がついた(笑)。

その城の名は「備中松山城」。
司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」で知られる、愛媛県の「松山城」との違いを分かりやすくするために、「備中」という前置詞が付けられているが、こちらも日本に現存する12天守のひとつに数えられ、城跡が国の史跡、江戸時代に建造された天守や二重櫓(やぐら)などが国の重要文化財に指定されている。

ただし、標高430メートルの臥牛山(がぎゅうざん)山頂に位置するため、筆者のように坐骨神経痛で悩む人間には、あまりフレンドリーとはいえない(笑)。シャトルバスの終点「ふいご峠」から天守までは、写真のような山道が続く。

15分ほど歩くと、ようやく松山城の面影が見えてきた。威容を誇るこの山城を間近に見れば、戦国時代から続く歴史のオーラを誰もが感じるに違いない。真田丸ではこの正面の石垣から、滝のごとく水が流れていた。凄いね、今時のCGは!(笑)。

息が上がった頃、霧の向こうに建つ天守がその全容を現した。入城して天守から外を見回したが、この日は霧が長く残り、何も見えず…

さて。車の乗り入れは写真の「ふいご峠」まで。そこから天守まではさきほどの山道を歩く。

ただし、土・日・祝日は「城見橋公園」でクルマは止められ、約15分間隔で運行するシャトルバスで「ふいご峠」まで登らなければならない(往復400円)。

天守の入城料は大人300円。詳しい歴史等は下の高梁(たかはし)観光協会のサイトでご確認を。

〒716-0004 岡山県高梁市内山下1 

☎0866-22-1487

備中松山城 高梁観光協会サイト

ただ、そのことよりも、この山城は「別の顔」で全国にその名を馳せている。

雲海に浮かぶ天空の山城。
といえば、映画「あなたへ」や大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケ地に使われ、一躍に有名になった竹田城を思い浮かべる人も多いと思うが、竹田城には天守どころか建物は一切残っていない。

それもあって、この備中松山城は今、風景写真愛好家たちの間でちょっとした人気の的になっている。

当たり前だが、備中松山城と雲海に浮かぶ備中松山城が見られる場所は異なる。

上の光景が観てみたい人は、以下のページを参考に。

雲海に浮かぶ備中松山城 アクセス&撮影ガイド

ただし条件の良い日は、夜明け前から写真愛好家で展望台はいっぱいに(笑)。誰でも思うことは同じだが、車中泊ができれば「一番乗り」も夢じゃない。

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