「案山子」の情景 津和野


山口取材旅の帰りに、筆者は長門から萩を経由して島根県の津和野に立ち寄ってきた。そこにはどうしても見たかった景色があったのだ。

♪城跡から見下ろせば、青く細く川、
橋のたもとに作り酒屋のレンガ煙突…

なるほど、確かに…

さだまさしの名曲「案山子」は、この場所から彼が見た情景を歌詞にしたという。

音楽というのは時に個人の強い記憶とリンクする。筆者にとってこの曲は、学生時代の帰省を思い起こす情景そのものだった… 案山子をよく知らないという人は、ぜひ一度こちらでご拝聴を。

(案山子〔さだまさし〕 – YouTube)

喫茶木の実

マニアックと思う人がいるかもしれないが、考えてみれば個人旅行は旅先がマニアックなほど楽しいものだ。ゆえにクルマ旅を愛好する人はツアーには馴染めないともいえるのだろう。実は津和野には2年前にも来ているのだが、その時は雨で、おまけに城跡が修繕工事の最中だったため、「案山子の情景」を見ることができなかった。

ところで…、観光業界では、なぜ「萩・津和野」がセットなのかが未だ筆者にはわからない。似たような城下町をハシゴしてどうなるというのだ?

今、「るるぶ」や「まっぷる」を片手に観光すれば、誰でも答えは「萩に比べると、津和野はホントに寂れてるよね」。になるのは目に見えている。特に歴史に興味のない若い人ほど、その傾向は顕著だろう。

正直、津和野は萩に比べると見どころは少ない。しかしその分、ここでは時間がゆっくりと流れる。
SL山口号の終点駅である津和野では、嬉しいことに蒸気機関車の運転席に乗せてもらうこともできた。これは鉄ちゃんでなくても、ワクワクする体験に違いない。

津和野は中高年には案外おもしろい場所だと思う。都合のいいことに、ここには温泉隣接の道の駅が2つもある。

【稲垣朝則のオリジナル・ウェブサイト】

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