車中泊で行く、城崎温泉外湯めぐり


祝日明けの昨日(2014年2月12日)から、1泊2日で兵庫県の城崎温泉を電撃取材してきた。これまでに城崎温泉には5度足を運んでいるのだが、執筆中の「温泉車中泊ガイド」は、これまでの取材とは企画が異なるため、新たな特集を組むために足りないパーツを揃える必要があった。

そのため先月から機会を伺っていたのだが、行ける日程になると現地はきまって大雪警報(笑)。豊岡の雪は半端じゃないので、スタッドレスでも油断はできない。

城崎温泉までは自宅から約135キロ。北近畿豊岡道が全線開通してくれたおかげで、豊岡まで全く下道を走らずに行けるようになった。途中、雪景色の中を走ることもあったが、往復ともに道は完全に除雪されており、怖い思いはせずに済んだ。

 城崎温泉のお湯を少し紹介すると、すべての源泉は集中配湯管理施設に集められ、各外湯・旅館に送られている。ゆえに7つの外湯はほぼ同じ「お湯」で、源泉掛け流しではなく循環、もちろん衛生管理のため塩素系の消毒剤が使われている。

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・高温泉で、無色透明、Ph値は6.92とほとんど中性だ。しいていえば美肌効果の高い「メタけい酸」の含有量が89.4㎎と多めではあるが、温泉通に評価の高い「まっとうな温泉」には、ただの一軒たりとも城崎温泉は紹介されていない(笑)。確かにお肌がツルツルするとか、出た後でポカポカするとかいったような、わかりやすい温泉感というものは実感できないかもしれない。

 だが、それゆえに温泉街は「知恵」を絞った。

結論から言えば。7つの外湯を破格の低料金にしたわけだ。1200円で7湯まわれば、1湯あたりは171円… それなら別府温泉級のリーズナブルさである。
もっともICカードが、なぜかペーパーに逆戻りしているのには驚いた(笑)。

だが、これならシルバー人材センターのおじいさん・おばあさんでもオドオドせずに気楽に扱える。いくら便利でも、うまく扱えなければ意味がない。エクセルよりも電卓のほうがいい世代は、田舎ほど今もなお現役で活躍している。

筆者はそんな城崎温泉が好きで、何度か雑誌に取り上げてきた。その理由は「温泉情緒」に満ち、やれ高級だ豪奢だと気取らず、普段着のまま過ごせる気風を有しているからに他ならない。

面白いことに、城崎温泉は1年を通して学生やOLの若い子たちで賑わっている。全国各地の温泉地をずいぶん見てきたが、客層の若さにおいては間違いなくトップレベル。当面は安泰だろう。

 最後に、この時期の城崎温泉では、既に禁漁期に入り残り少なくなったセコガニと、これから旬を迎えるホタルイカの両方が味わえる。

今回の取材で一番高かったのは、市営駐車場の駐車料金だった(笑)。

【稲垣朝則のオリジナル・ウェブサイト】

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