有馬温泉「金泉」の謎と起源


「関西の奥座敷」と呼ばれる有馬温泉は、西暦631年に舒明天皇が約 3か月滞在したことが日本書紀に記されているように、昔から多くの皇族・貴族・文化人らに愛されてきた。

有馬温泉

有馬温泉には大きく2種類のお湯が湧き出しており、鉄分を含む含鉄強塩泉は、空気に触れると酸化して独特の赤茶色に変化するため「金泉」と呼ばれている。いっぽう空気に触れても変色しない二酸化炭素泉は、「金泉」に対して「銀泉」と呼ばれる。

有馬温泉 金の湯

謎めいているのは写真の「金泉」。
まず、なぜ火山が近くにないにもかかわらず、摂氏100度近い高温泉が湧き出すのか、また海から遠く離れているにもかかわらず、海水の約1.4倍もの濃度を持つ強塩泉がなぜ湧き出すのか… 確かに興味深い話である。

有馬温泉は活断層である有馬高槻構造線の西端にあるため、地下深くまで岩盤が割れており、その割れ目を通って地下深くから温泉水が噴出していることは早くから分かっていたようだ。
だが近年、放射性同位体の成分分析により、金泉の起源は瀬戸内海ではなく、太平洋(南海トラフ付近)の海水であることがほぼ解明された。

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研究によると、フィリピン海プレートが、日本列島のあるユーラシアプレートに沈み込む際に、海水が巻き込まれる。しかし、強い圧力が加わるため、海水は鉱物と結合して岩石の一部に変化してしまう。
それが、マントルの熱で水蒸気となり、実に600万年の時を経て、有馬の地表に出てくるというのだ。

テレビ

実はそれをわかりやすく解説したテレビ番組が、2013年12月5日(日)にテレビ朝日系列で放映されていた。筆者はたまたまその番組を見ていたのだが、Youtubeで探してみると嬉しい事に見つかった。この映像を見れば、間違いなく貴方も有馬温泉に行ってみたくなるはずだ。

奇跡の地球物語  有馬温泉 ~名湯を生み出す地球エネルギー~

クルマで旅する有馬温泉の詳細ガイドはこちら。

有馬温泉

 

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