日本三大美肌の湯 「喜連川温泉」


温泉通に云わせると、「このおっさん、何いうとんねん!」ということになるかもしれないが、「日本三大美肌の湯」で有名な栃木県の喜連川温泉で素晴らしいのは、まぎれもなく2017年4月にリニューアルオープンした道の駅である(笑)。

喜連川温泉は、1981(昭和56)年に町おこしを目的に源泉開発が行われた温泉で、丘陵地帯に位置する農村から湧出したため、今でも観光客目当ての旅館街や歓楽街はない。

その意味では、草津温泉のような温泉街を期待していくと、間違いなくガッカリすることになるのだが(笑)、車中泊の旅人にとっては、それを補って余りある道の駅がそこにはある。

最初に云ってしまうが、併設している日帰り温泉のお湯は「一度でその良さがわかるものではなかった」(笑)。モール温泉のような石油っぽい臭いはするが、弱アルカリ泉特有のヌメリ感はなく、それよりなにより、筆者には塩素系消毒剤の使用が強く感じられ、安全性を優先した「お湯場」だと思える。

ただ、それはアタマのどこかに「日本三大美肌の湯」というキャッチフレーズに対する期待感が少なからずあるからであって、何も知らなければ、各地にある道の駅に併設する日帰り温泉施設となんら遜色はなく、むしろ500円というプライスなら上出来と感じるかもしれない。

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筆者は常々、車中泊の温泉旅でもっとも重要なのは「居心地」であると唱えているが、喜連川温泉の道の駅は、まさにそれを絵にかいたような施設である。

まず、駐車場は広くてフラット。実に車中泊がしやすい環境だ。

場内にはゴミ箱が完備。もちろん外にも置いてある。筆者が知る栃木県の道の駅は、どこもみな「もえるゴミ」用のゴミ箱が置かれている。

周辺の観光情報がよくわかる情報インフォメーション。ここに置いてあった資料のおかげで、市営の元湯と露天風呂に行くことができた。

売店はすこぶる充実しており、地元の特産品が数多く品揃えされている。

温泉パンは実食。焼くと柔らかさが増して美味くなる。

残念ながら今回は時間の都合で車中泊はできなかったが、道の駅から1~2キロのところに市営の元湯と露天風呂がある。もっとも他者の評価を見る限り、泉質は道の駅の温泉と大差がないようにも思える。

ちなみに評判がいいのは、少し離れた場所にある喜連川早乙女温泉。こちらは硫黄泉で泉質が違うようだが、同じ湯に入るよりは面白いだろう。

喜連川早乙女温泉のホームページはこちら

総括として…

「日本三大美肌の湯」というキャッチフレーズに踊らされ、はるばる関西方面から訪ねるほどの温泉地だとは思わない。同じ栃木県を周るなら、那須・塩原温泉郷を勧める。

ただし、関東在住者が週末にほっこり車中泊の温泉旅に出かけるというなら、ここは案外「穴場」かもしれない。なお居心地はすこぶるいいのだが、ハメを外す車中泊客も目立つようで、今の環境がいつまで保たれるかはわからない。

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