関西風のつゆが美味しい、出石皿そば「近又(きんまた)」


11月の飛び石連休に丹後半島の取材に出かけ、帰りに城崎温泉から出石へと回った。

出石城

出石といえば皿そばで有名だが、晩秋はお城の紅葉が実に見事… お寺の紅葉はあちこちで見られるが、お城の紅葉は希少なだけに、ここはちょっとした穴場の撮影スポットである。

近又(きんまた)

 さて、前回は出石そばの元祖と呼ばれる「南枝」にお邪魔したので、今回は人気の高い近又(きんまた)へ行ってみることに。この店は昼前から長い行列ができることを前回確認しているので、定石通りに少し早めに暖簾をくぐった。案の定、お蕎麦が運ばれてしばらくすると、もう店は満席になっていた。

出石皿そば

 蕎麦は石臼挽きの本格手打ちそばということで、適度にコシがあってなかなか美味しい。南枝の蕎麦よりも細切で喉越しも良好。またつゆは甘みこそ少ないものの、ダシがほどよく効いて、こちらも南枝よりも筆者の口にはフィットした。

ただ、南枝がうずらの卵であるのに対し、近又は大きな鶏の卵なので、入れると一気に味が変わる。そうなると、蕎麦の味わいが飛んでしまうような気がするのだが、味を変えてたくさん食べるのが皿そばゆえに、それがいいという人間もあって然りであろう。

近又

 さて、店内で目にとまるのが、ずらりと壁に掛けられたご覧の木札。 

近又では、男性30皿・女性20皿を平らげると、ご覧の「天下御免腹八分目近又番付表」に名前が永久登録されるというユニークな制度がある。さらにこれだけではなく、男女ともに20皿を完食すれば、記念のお土産になる皿そばの証がもらえ、さらに50皿になると10分以内なら永久無料、1時間以内でも1年間無料になる、そば通の証という大きな木札がもらえるそうだ。

 筆者は一気に10皿食べて大満足になったが、我こそは!という方には、面白いお店なのだろう。もっとも、グルメ通からはお蕎麦以外のネタで客を集めていいのか… なんて声も聞こえてきそうだが、味が悪いわけではなく、なんせ50店舗がひしめく激戦地域での営業なのだから、これも立派な作戦のうちであろう。

出石そば近又
〒668-0224 豊岡市出石町本町99
☎0796-52-2268

出石皿そば(一人前)780円
追加(五皿)550円
◎営業時間 10:00~17:00・不定休
◎駐車場 普通車6台  

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