中国道と直結した、新名神高速と宝塚北SAの使い道

2018年3月18日に新名神高速道路の川西ICから神戸JCT間が開通し、待望の中国自動車道との直結が完了した。

これにより、それまで多くのドライバーを悩ませてきた、宝塚トンネルの渋滞に対する迂回路が誕生し、今後は中国地方との往来が大きく改善されるに違いない。

ということで、20日にさっそく新ルートを走ってきた。

利用したのは、広島方面から吹田への帰路。筆者もそうだが、近畿在住の車中泊旅行者にとって、「行き」の宝塚トンネルは、前夜のうちに通過してしまえば、特に気にするものではなかった。

だが「帰り」は違う。この時ばかりは渋滞から免れる術がなく、今回の新名神ルートの恩恵は、主に帰路で授かることになるだろう。

実走してみた印象は、やたらトンネルが多い!

ただこの日は強風だったので、そのメリットを実感した。横風が苦手なキャンピングカーは、強風時はトンネルを走行している時がいちばん安心だ(笑)。

問題は自宅へのルート。これは北摂在住者だけの話かもしれないが、新名神から名神高速に乗り継いで吹田インタ-まで行くのは、いかにも大回りで気が引ける。

行きにこのルートを使いたくないのはそれゆえなのだが、実は途中の「箕面とどろみIC」で降りて、箕面有料道路(箕面グリーンロード)を使えば、約7キロで千里中央まで出られる。ちなみにその間の料金は、普通車で620円(ETCは410円)。

なお新名神については、8月31日まで「開通割引」を実施しており、神戸JCTから高槻IC間が最大50%オフになる。その際の「箕面とどろみIC」と「高槻IC」間の差額料金を見るとわずか250円だが、茨木~吹田間の通行料金がかかるのと、20キロ以上大回りになる燃料費を換算すれば、最終的には「箕面とどろみIC」下車のほうが良さそうだ。

今度は、その期間に新しく設けられた「宝塚北SA」を紹介しよう。

最新型のSAだけあって規模は大きく、広さは名神高速道路の「多賀SA(下り線)」級。関東・東海方面から中国地方を目指す人には、名神高速の大津SA、中国道の名塩SAよりも、こちらのほうがお勧めだ。

サービスエリアは上下線共通で、セルフのガソリンスタンドがある。このあたりは先にできた同じ新名神高速道路の土山SAを踏襲している。

ショッピングスペースには、「神戸ブランド」品がびっしり並び、ご当地宝塚らしく「歌劇団グッズ」も置いてある。

さらにこのSAは「快適で満足いただけるトイレ」を売りにしているようで、見たことのないファミリートイレなるものまで設けてあった(笑)。

確かにここは近畿県外から訪れる観光客の休憩地としては素晴らしい。おそらく観光バスでやってくるツアー客からは、多くの売上が見込めるだろう。

だが、長距離トラックや車中泊の旅人のような高層道路利用者に対するサービスは、「からっきし」に近いほど希薄だ。悪く云えば「見掛け倒し」(笑)。

同じ高速道路でも新東名高速道路では、全てのサービスエリアにコインランドリーとコインシャワー設備を持つ「天満屋」が入店しており、当たり前にコンビニもある。最新だけにそれを新名神にも期待したが、残念だったと同時に予想通りでもあった。さすがは「株式会社神戸」。金にならないことはやらないのだろう。

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