車中泊禁止の「あかんだな駐車場」は、奥飛騨温泉郷の恥

前々から書いていることだが(笑)、ここは国立公園利用者向けの市営駐車場としては「最低」だ。車中泊禁止もさることながら、北アルプスの玄関口にあるにもかかわらず、駐車場のゲートが夕方6時を超えると翌朝4時までクローズドされるというのは、「空いた口が塞がらない」。

あかんだな駐車場には、上高地行きのバスターミナルがある。

季節によって開門時間を多少は変えているようだが、いずれにしてもハイシーズンの連休になれば、深夜の2時や3時に日本各地から利用者がやってくる。

東海北陸自動車道の全線開通により、吹田インターから上高地へのアクセスは、長野自動車道の松本インター経由より60キロ以上短くなった。おかげで仕事から帰って出発しても、なんとか日付が変わる頃には平湯に到着できる。

だが、登山客が利用する公共駐車場が、よもや夜間閉鎖されているとは、誰も思わないに違いない。

ゆえに到着後、えええっ!と絶句する(笑)。

徹夜も辞さずに、憧れの北アルプスを目指してやってくる登山客を何だと思っているのだ。安全に登山ができるための配慮として、運転疲れを癒やす「ほんのささやかなサービス」とも思えることすらできない、鈍感で自分たち本位で、不勉強。

と云われても仕方あるまい。

続いて「車中泊禁止」についてだが、想像するに「禁止したい事項」とは、上記の「乗鞍観光センターに置かれた看板」に記されているようなことなのだろう。

であれば、車中泊という行為をハナから勘違しているし、対応策も違う。「車中泊禁止」という乱暴かつ横柄なやり方は、偏見も甚だしい。

草津温泉でも、そんなアホなことはやってない。

2018年4月。

冒頭のみっともない「車内泊禁止」の看板は除外され、新しい表示に変わっていた。さすがに気が引けたのか、目先だけは変えてきたが、実質は何ひとつ変わっていない。

普通、入庫させなければ「車中泊」は物理的にできない。小さな「車中泊禁止」の表示は、「午後7時までに入庫してしまえばいい」という旅行者を、いざという時に刺すための布石なのだろう。

というのは、実際は閉鎖時間が来ても追い出したりせず、居座る車中泊客は「見て見ぬふり」だ。キャンピングカーが「居留守」をすれば、誰だってわからない(笑)。 結果、正直でマナーを守ろうとする「いい車中泊客」は沢渡に流れ、ルール破りが平気でできる「悪い車中泊客」だけが、奥飛騨温泉郷に残るという悪循環が生じる。

もし意図的にそうすれば、「車中泊は悪」と裏付ける画像や動画は、面白いくらい手に入る。ひょっとすると、そうなるように仕向けているのかもしれない(笑)。

一見すると、まるで子供、そして浅はか。しかし、本性はしたたか。

それが「奥飛騨温泉郷」の旅館組合のスタンスだと、近頃筆者は思うようになった。だが旅館宿泊客・団体ツアー客偏重主義の経営は、裏返せば「インバンウンドのカモ」。政権が変われば、きっと何軒もの旅館が消えて失くなることだろう。

いずれにしても、現状は利用者だけでなく「高山市」にとってもけして良いことではあるまい。

老婆心ながら、奥飛騨温泉郷が北海道の「洞爺湖温泉」のようになってしまわないうちに、「乗鞍観光センター」や沢渡第2・第3駐車場を見習って、1日でも早くルールを改め、日本人の本当に旅が好きな人々を大事にしたほうがいい。

PS

こちらは、道の駅奥飛騨温泉郷上宝にほど近い「荒神の湯」の駐車場。

それにしても… 奥飛騨温泉郷は、特に背の高いキャンピングカーがお嫌いらしい(笑)。

筆者には「お金持ち」をわざわざ追い出しているようしか見えないし、これをオートキャンパーのような専門誌が「問題扱い」しないことにも疑問を感じる。

ちなみにこれが駐車場の奥の実態。2時間以上いるように見えるのは、筆者だけだろうか。

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