登山・アウトドア大好きファミリーの必見スポット 植村直己冒険館


豊岡市出身で、1984年に国民栄誉賞を受賞した世界的冒険家・植村直己氏の偉業顕彰を目的にした展示資料館。館内には寄贈された北極圏犬ゾリ単独行装備品を含む約300点の遺品と写真が展示され、当時の貴重な映像も見ることができる。

植村直己スポーツ公園

冒険館は豊岡市の植村直己記念スポーツ公園内にあり、その入口はクレバスをイメージした狭い通路の先にある。建築家栗生明が設計したこの奇抜な冒険館は、構造物の大半が地中にあるユニークなデザインで、1996年度日本建築学会賞受賞、1998年には公共建築百選に選出されている。

フィルム

さて、筆者は3度ここを訪れているが、植村直己冒険館はアウトドアを楽しむファミリーに特にお勧めしたい博物館だ。近くには神鍋高原キャンプ場や、高規格でコテージもある湯の原温泉オートキャンプ場があり、車中泊でなくても行きやすい。

植村直己冒険館

その理由は展示方法にある。映像や遺品の展示だけでなく、ここでは紙芝居型のパネルで植村直己の冒険生活を楽しく紹介するなど、小さな子供達の興味を引く工夫が幾つも見られる。また他も実際にエベレストで背負っていたリュックと同じ重量のものを背負う体験ができるなど、見学とは違った切り口から彼の偉業の一端を知ることができるのだ。

ニコンF2

筆者が見たかったのはこのカメラ。チタンを使用したウエムラ・スペシャルは、ニコンが植村直己のリクエストに応えるべく開発した特別なF2だ。

犬ぞり

館内には北極圏を走った犬ぞりの展示もある。

植村直己冒険館

1984年2月12日、43歳の誕生日に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たした植村直己氏は、翌2月13日の交信以降連絡が取れなくなり、消息不明となった。その後明治大学山岳部によって2度の捜索が行なわれたが、発見されることはなく、植村が登頂の証拠として山頂付近に立てた日の丸の旗竿と、雪洞に残された植村の装備が遺品として発見されるに留まった。やがて生存の確率は0%とされ、捜索は打ち切られた。現在に至るまで遺体は発見されていないため、最後に消息が確認された1984年2月13日が植村の命日となっている。享年43歳。

植村直己冒険館
 兵庫県豊岡市日高町伊府
☎0796-44-1515
入場料:一般 500円
開館時間 9:00~17:00 (入館は16:30 まで)・水曜定休(年末年始 12/28~1/4)

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