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合掌ミュージアム

無料で合掌造りの中が見られる 白川郷「合掌ミュージアム」

 

「合掌ミュージアム」は、道の駅・白川郷の敷地内に設けられた、無料の合掌造りの見学施設だ。
旧手塚家の合掌造り民家を屋内に移築し、大胆に解剖展示している。合掌造りの仕組みを詳細に解説している施設はここだけなので、合掌集落に行く前にぜひ立ち寄って見られることをお勧めしたい。

合掌ミュージアム/白川郷 岐阜県

館内は吹き抜けで、2階建ての合掌づくりを取り巻くように通路が設けられ、リアルな人形が作業風景を演出している。

 合掌ミュージアム/白川郷 岐阜県

一階は床まで抜いた半スケルトン状態での展示。音声ガイドが欲しくなる作りである。

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合掌造りに使用されている材料や道具類もきちんと展示されており、小学生の社会見学にも十分使える内容と思える。

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さて、問題は入口部分。

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これではミュージアムなのか、売店なのかわからない… 白川郷には合掌造りの展示施設が重複して存在するため、今となってはあまり客が来ないのだろうが、来ないには「それなり」の理由がある。

とにもかくにも、ここはPRというものが全くできていない。道の駅のホームページにしろ、ミュージアムの入口にしろ、これでは「指定管理業者」のヤル気とビジネスセンスが問われる。合掌造りの家屋を提供した手塚家にも気の毒な話であろう。

 マップとアクセスは、道の駅「白川郷」を参照

 

稲垣朝則の世界遺産・白川郷に関する詳細ページはこちら。

白川郷ガイド

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京都らしい紅葉シーンが撮れる、古刹「仁和寺」

 

仁和寺は光孝天皇の勅願により創建され、その後宇多天皇が落髪入寺し、寺内に御室(御座所)を設けたことから、御室御所とも呼ばれた。
門跡寺院としての格式は高く、「徒然草」「方丈記」などの古典にも数多く登場するほか、世界文化遺産「古都京都の文化財」にもその名を連ねている。

仁王門 仁和寺

道路に面した「二王門」は、京都3大門と呼ぶに相応しい風格を持ち、そこから一歩足を踏み入れると、まさに御所を思わす広大な境内が広がっている。

 

紅葉 仁和寺

仁和寺の有名な紅葉スポットは、中門から金堂に至るこの参道沿いだが、境内を周るだけなら拝観料はかからない。

仁和寺

堂塔伽藍は応仁の乱(1467-77)で多くを焼失し、禅宗が勢いを増した室町時代には衰退して、現仁和寺の南にある双ヶ丘にて、僅かに堂舎を構えるのみとなっていた。

仁和寺

復興を果たしたのは、約1世紀半の歳月が流れた寛永年間(1624年-1644年)、徳川家光の時代だ。皇居の建て替えに伴い、旧皇居の紫宸殿、清涼殿、常御殿などが仁和寺に下賜され、境内に移築された。

仁和寺

国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」、さらには御殿内の「遼廓亭」「飛濤亭」などは、その当時のものである。

仁和寺では、その歴史の重みを感じさせる建造物に絡む紅葉の写真が撮れる。紅葉樹そのものはけして多くないが、数多くのアングルが楽しめるという点では、一級品のフォトスポットといえそうだ。

 

仁和寺

もちろん拝観料を支払って、金堂に入ればまた異なる趣がある。国宝である堂内の撮影が許されているのも嬉しい。

仁和寺 金堂

金堂の庭園。あまり表に出ないが、ここにも十分見応えのある紅葉がある。

 

御室桜

なお仁和寺は、紅葉よりも遅咲きの「御室桜」が有名で、古都の桜の見納めともいわれている。樹高は2~3mと低く、ソメイヨシノに比べると、花弁は大ぶりで厚く色も濃い。

仁和寺(にんなじ) ホームページ
〒616-8092 京都市右京区御室大内33
☎075-461-1155
拝観時間:9:00~17:00
拝観料: 大人500円
駐車場:9:00~17:30 (12~2月は17:00閉場)・自家用車120台・500円

 

 

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京都 きぬかけの路

世界遺産の金閣寺・竜安寺・仁和寺を結ぶ、「きぬかけの路」

 

「きぬかけの路」とは、京都の衣笠山麓を走る「市道衣笠宇多野線」のうち、金閣寺から石庭で有名な龍安寺を経て御室の仁和寺に至る、約2.5キロの区間の愛称である。

きぬかけの路

1963年(昭和38年)に開通して以来、長きにわたり「観光道路」の名で親しまれてきたが、1991年(平成3年)に地元の運動により愛称を公募した結果、「きぬかけの路」と命名され、今日に至っている。
その謂れは、第59代宇多天皇が真夏に雪見をしたいと思い、衣笠山に絹を掛けたと伝わる故事にある。

金閣寺

金閣寺から龍安寺までは徒歩約15分。 さらに龍安寺から仁和寺までは徒歩約10分。
衣笠山麓を抜ける緑豊かなルートは、歩いて散策するにも最適で、仁和寺前から嵐電(京福電鉄北野線)に乗れば、さらに嵐山の中心まで行くことも可能である。

 

仁和寺

もちろん、それぞれの寺院には駐車場が完備されている。

各駐車場の利用条件は以下のとおり。
●金閣寺:1時間300円 以降30分ごとに150円
●竜安寺:1時間まで無料
●仁和寺:1回500円

桜と紅葉時期、そしてゴールデンウィークを除く平日なら、クルマで周るほうが早いし、安くつく場合が多いのだが、観光シーズンは一度駐車場を出てしまうと、次の目的地でも停められるどうか分からない不安がつきまとう。
そのため、いつしか旅行者は、この道を歩いて3つの名刹をまわるようになったのであろう。
確かに嵯峨野や大原に比べれば、2.5キロなど、全くたいした距離ではない。

そんな時は、仁和寺にクルマを置いて金閣寺まで順に歩き、バスで戻ってくればいい。「参拝者に限る」という表示が気になる人は、周辺のコインパーキングを利用してもいいだろう。

金閣寺

なお、お勧めのシーズンは、3つの寺院が三者三様の美しさを見せる秋の紅葉時期である。

 

看板

さて。名前を公募し、ガイドブックやウェブ上の見かけは良くなっても、町そのものは簡単には変われない。このあたりは立命館大学の衣笠キャンパスができたことによって開けただけに、今も学生街の面影があちこちに残されている。

なか卯

それをフレンドリーに思うか、ダサく感じるかは貴方次第だが、少なくとも祇園や嵯峨野界隈とは全く装いが異なることだけは知っておいたほうがいいだろう。

きぬかけの路オフィシャルサイト
 マップを含めてきちんと情報が整理され、写真も美しいプロのクリエイターの手によるホームページ。観光地のホームページはせめてこのレベルにあってほしいものだ。ここに駐車場の情報が加われば、さらにありがたい。

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二条城

江戸幕府の始まりと終焉の場所  京都・二条城

 

ここは、世界遺産に認定される遥か以前から観光名所とされてきただけに、修学旅行で訪れた人も多いと思う。

二条城

国宝の二の丸御殿は、廊下が「うぐいす張り」になっており、歩くとキュッキュッと音をたてることを覚えてはいないだろうか。もっとも… 筆者を含めて「それしか記憶に残っていない」というのは、本人よりも大事なことが教えられなかったガイドのほうに問題がありそうだ(笑)。

 

二条城

二条城は、1994年にユネスコの世界文化遺産、『古都京都の文化財』の中の一つに登録されているが、その主だった理由は、二条城のある場所がかつての平安京の大内裏だった位置に被っており、旧桂宮御殿を移した本丸(重要文化財)と豪壮な二之丸御殿(国宝)を有することだと推測される。

だが、歴女にとって大事なのは、そこではあるまい…

二条城

現在の二条城は、徳川家康が慶長8年(1603年)に京の宿館として建設した平城で、徳川家康の将軍宣下に伴う賀儀と、徳川慶喜の大政奉還が行われた。つまり、江戸幕府の始まりと終わりの舞台なのである。

坂本龍馬

それは奇しくも、誕生日と命日が同じ日である、坂本龍馬と不思議な因縁でつながっているようにも思える。
そこで、坂本龍馬がシナリオを描いた「大政奉還」の舞台裏をのぞいてみよう。

「大政奉還」とは、1867年(慶応3年)10月14日に第15代征夷大将軍・徳川慶喜が、明治天皇に対して大政(統治権)の返上をし、翌日に天皇がその上奏を許可した歴史的な事件だが、その背景には 薩長同盟を結び、倒幕運動を進める薩摩藩と長州藩らの影があった

とはいえ… 平清盛が「武士の世」を築いて以来、日本の政権は常に血で塗り替えられてきた。それが約700年の歳月を経て、初めて「平和」に執り行われたのだから、確かに大事件といえるに違いない。

土佐藩邸跡

「大政奉還」の「立役者」となったのは、徳川慶喜宛に建白書を書いた土佐藩主の山内容堂であるが、その筋書きは坂本龍馬と、藩政の後藤象二郎によって練りあげられた。世に言う「船中八策」である。

折しもそれは岩倉具視らの画策で、朝廷から討幕の密勅が出されようとしていた直前で、結果として倒幕派は慶喜に先を越された形となった。

さらに慶喜は24日に将軍職の辞職を申し出るが、それは朝廷に政権を渡しても、政治を動かすだけの力はないと見切り、いずれ徳川家が政権の実権を握り返せると見通してのことだった。大河ドラマ「八重の桜」で、小泉孝太郎がその姑息な役を好演していたのは記憶に新しいところだ。

だが、「大政奉還の最終章」を残したまま、坂本龍馬はこの世を去ってしまう。そして倒幕派の巻き返しが始まった…
伏見の鳥羽で両派はついに激突。
世の中はやはり過去と同じく、「血で塗りかえる政権交代」の道へと突き進んでいくわけだが、この戦いの雌雄を決めた倒幕派の一手が、あの有名な「錦の御旗」である。

大政奉還は、結局のところ「龍馬とともに消えた夢幻」だったのかもしれない。

 

二条城
☎075-841-0096
開城時間 8:45~16:00(ライトアップの期間18:00~21:00)
休館日 1月、7月、8月、12月の毎週火曜日・年末年始12月26日~1月4日
入城料 大人600円、中・高生350円、小学生200円

 


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