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「パーク&ライド」は、賢者の選択肢。

パーク&ライドという言葉は、伊勢神宮の初詣、白川郷のライトアップ、あるいは弘前公園の桜まつりのようなメジャーなシーズンイベントや、京都、鎌倉、長崎といった道の狭い観光地などでよく耳にする。
ただ、パーク&ライドには2つの方法があり、観光地で使われているのはパーク&バスライドがほとんどだ。

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京都らしい紅葉シーンが撮れる、古刹「仁和寺」

 

仁和寺は光孝天皇の勅願により創建され、その後宇多天皇が落髪入寺し、寺内に御室(御座所)を設けたことから、御室御所とも呼ばれた。
門跡寺院としての格式は高く、「徒然草」「方丈記」などの古典にも数多く登場するほか、世界文化遺産「古都京都の文化財」にもその名を連ねている。

仁王門 仁和寺

道路に面した「二王門」は、京都3大門と呼ぶに相応しい風格を持ち、そこから一歩足を踏み入れると、まさに御所を思わす広大な境内が広がっている。

 

紅葉 仁和寺

仁和寺の有名な紅葉スポットは、中門から金堂に至るこの参道沿いだが、境内を周るだけなら拝観料はかからない。

仁和寺

堂塔伽藍は応仁の乱(1467-77)で多くを焼失し、禅宗が勢いを増した室町時代には衰退して、現仁和寺の南にある双ヶ丘にて、僅かに堂舎を構えるのみとなっていた。

仁和寺

復興を果たしたのは、約1世紀半の歳月が流れた寛永年間(1624年-1644年)、徳川家光の時代だ。皇居の建て替えに伴い、旧皇居の紫宸殿、清涼殿、常御殿などが仁和寺に下賜され、境内に移築された。

仁和寺

国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」、さらには御殿内の「遼廓亭」「飛濤亭」などは、その当時のものである。

仁和寺では、その歴史の重みを感じさせる建造物に絡む紅葉の写真が撮れる。紅葉樹そのものはけして多くないが、数多くのアングルが楽しめるという点では、一級品のフォトスポットといえそうだ。

 

仁和寺

もちろん拝観料を支払って、金堂に入ればまた異なる趣がある。国宝である堂内の撮影が許されているのも嬉しい。

仁和寺 金堂

金堂の庭園。あまり表に出ないが、ここにも十分見応えのある紅葉がある。

 

御室桜

なお仁和寺は、紅葉よりも遅咲きの「御室桜」が有名で、古都の桜の見納めともいわれている。樹高は2~3mと低く、ソメイヨシノに比べると、花弁は大ぶりで厚く色も濃い。

仁和寺(にんなじ) ホームページ
〒616-8092 京都市右京区御室大内33
☎075-461-1155
拝観時間:9:00~17:00
拝観料: 大人500円
駐車場:9:00~17:30 (12~2月は17:00閉場)・自家用車120台・500円

 

 

京都の車中泊・クルマ旅のガイドはこちらに詳しく記載

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京都 きぬかけの路

世界遺産の金閣寺・竜安寺・仁和寺を結ぶ、「きぬかけの路」

 

「きぬかけの路」とは、京都の衣笠山麓を走る「市道衣笠宇多野線」のうち、金閣寺から石庭で有名な龍安寺を経て御室の仁和寺に至る、約2.5キロの区間の愛称である。

きぬかけの路

1963年(昭和38年)に開通して以来、長きにわたり「観光道路」の名で親しまれてきたが、1991年(平成3年)に地元の運動により愛称を公募した結果、「きぬかけの路」と命名され、今日に至っている。
その謂れは、第59代宇多天皇が真夏に雪見をしたいと思い、衣笠山に絹を掛けたと伝わる故事にある。

金閣寺

金閣寺から龍安寺までは徒歩約15分。 さらに龍安寺から仁和寺までは徒歩約10分。
衣笠山麓を抜ける緑豊かなルートは、歩いて散策するにも最適で、仁和寺前から嵐電(京福電鉄北野線)に乗れば、さらに嵐山の中心まで行くことも可能である。

 

仁和寺

もちろん、それぞれの寺院には駐車場が完備されている。

各駐車場の利用条件は以下のとおり。
●金閣寺:1時間300円 以降30分ごとに150円
●竜安寺:1時間まで無料
●仁和寺:1回500円

桜と紅葉時期、そしてゴールデンウィークを除く平日なら、クルマで周るほうが早いし、安くつく場合が多いのだが、観光シーズンは一度駐車場を出てしまうと、次の目的地でも停められるどうか分からない不安がつきまとう。
そのため、いつしか旅行者は、この道を歩いて3つの名刹をまわるようになったのであろう。
確かに嵯峨野や大原に比べれば、2.5キロなど、全くたいした距離ではない。

そんな時は、仁和寺にクルマを置いて金閣寺まで順に歩き、バスで戻ってくればいい。「参拝者に限る」という表示が気になる人は、周辺のコインパーキングを利用してもいいだろう。

金閣寺

なお、お勧めのシーズンは、3つの寺院が三者三様の美しさを見せる秋の紅葉時期である。

 

看板

さて。名前を公募し、ガイドブックやウェブ上の見かけは良くなっても、町そのものは簡単には変われない。このあたりは立命館大学の衣笠キャンパスができたことによって開けただけに、今も学生街の面影があちこちに残されている。

なか卯

それをフレンドリーに思うか、ダサく感じるかは貴方次第だが、少なくとも祇園や嵯峨野界隈とは全く装いが異なることだけは知っておいたほうがいいだろう。

きぬかけの路オフィシャルサイト
 マップを含めてきちんと情報が整理され、写真も美しいプロのクリエイターの手によるホームページ。観光地のホームページはせめてこのレベルにあってほしいものだ。ここに駐車場の情報が加われば、さらにありがたい。

京都の車中泊・クルマ旅のガイドはこちらに詳しく記載

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笠置キャンプ場

キャンプで奈良・京都の旅ができる 笠置キャンプ場

 

木津川に架かる笠置大橋の下に広がるフリーサイトのオートキャンプ場。広大な河川敷にあり、予約なしでバーベキューやキャンプを楽しむことができる。しかも、ひとり1日300円(キャンプ1泊600円)という近畿では破格の料金だ。

また200はテントが張れるであろう広い敷地は、たとえ日中が満員でも夕方になれば日帰り客が帰り、空きスペースが出てくる。そのため、夏休みやゴールデンウィークでも満員でどこにもテントの張り場所がない状況にはなりにくい。

 

笠置キャンプ場

サイトは大きく3つの区画に分けられる。ひとつは本流に近い河原エリアで、ワイルド感のあるキャンプが楽しめる。そのため4WDやバイク、あるいはカヌーイストなどの姿が多い。

笠置キャンプ場

こちらは同じ河原でも山手にある草地のエリア。やや傾斜が気になるものの、一番ファミリーキャンパーが多い場所だ。

笠置キャンプ場

オフ会やグループキャンパーで賑わうのが、キャンプ場の最深部に整地された広場サイト。殺風景ではあるが、完全なフラットで、専用のトイレと水場、ゴミ捨て場が用意されており、使い心地はいい。

荒れ地

ただし河川敷にあるため、洪水で地形が変わったり、土砂でサイトが荒れて閉鎖される時がある。

 

導入路

今度は、笠置キャンプ場の長所と短所について説明しよう。まずは短所だが、一番は公道からサイトまでの極端に狭い導入路だ。対向できないだけでなく、キャンピングカーは左右に加え、桜の木が張り出している屋根の上部にも気を使う必要がある。とはいえキャブコンのジル5.2などが来ているのだから、通れないわけではない。

笠置キャンプ場

次はトイレ。狭くてボロい仮設トイレに加えて、ペーパーさえも置かれていない。有料である以上、これだけは改善して欲しいものである。ゴミが捨てられ、炊事棟もきちんとしているだけに、余計にその「みすぼらしさ」が強調される。

笠置キャンプ場

こちらは広場サイトのトイレ。新しい分まだマシである。

笠置キャンプ場

最後は管理。管理棟といえるものはないが、朝から夕方まで写真のプレハブ小屋に受付のおばちゃんがいる。
ただし薪や炭を含めて、物販は一切行っていない。幸い2キロほど離れた国道163号沿いにローソンがあるため、さほどの不自由は感じないが、キャンプ場なのに薪は持参しなければ手に入らない。時々近所のおじさんが軽トラックで売りに来ているようだが、不定期なのでアテにはできない。

 

笠置いこいの館

次は長所について。一番は温泉がある「笠置いこいの館」まで歩いていける点だろう。サイトから約300メートルなので、狭い道を車で通るより、ぶらぶら歩いたほうがいい。

宇治 平等院

またロケーション上の長所も見逃せない。京都・奈良・三重の県境に近い笠置は、宇治・伏見、平城京・奈良公園、そして伊賀上野などの観光地まで1時間足らずで行くことのできる好立地にある。つまり、ココにベースキャンプを張れば、キャンプで京都・奈良の観光が可能だ。

しかも、JR笠置駅はキャンプ場のすぐ近くで、パーク&ライドも可能である。車中泊でも京都市内の高い駐車場料金を考えれば、ここを拠点にするのも悪くはなかろう。

笠置キャンプ場
京都府相楽郡笠置町木津川河川敷
カーナビの目印は、笠置いこいの館 ☎0743-95-2892
最寄りの温泉施設
笠置いこいの館

 


 「週末1泊2日 京都に残る坂本龍馬ゆかりの地を巡る旅ガイド」はこちら

「車中泊で辿る、坂本龍馬の足跡」 トップページはこちら

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酢屋

「坂本龍馬の使った部屋」が今も残る 京都 酢屋

 

坂本龍馬ファンが京都で訪ねる定番スポットといえば、霊山護国神社にあるお墓と、伏見の寺田屋、そして残念ながら石碑しか残っていない近江屋跡ということになりそうだが、見落として欲しくないのが「酢屋」である。

 

酢屋

「酢屋」は1721年(享保6年)から続く材木商で、現在の当主は10代目に当たる。龍馬の時代は6代目嘉兵衛が当主で、大坂から伏見・京都へと通じる高瀬川の輸送権を持ち、運送業もこなしていた。

龍馬通り

当時の「酢屋」の前は、高瀬川の舟入になっており、川沿い並ぶ各藩邸との折衝や、要所との連絡には格好のロケーションであった。
嘉兵衛は龍馬の活動に理解を示すパトロンのひとりで、その援助を受けて、龍馬は酢屋の二階に「海援隊京都本部」を置き、陸奥宗光らと暗殺される直前までここに身を寄せていた。
その部屋は保存を意図した何度かの改装を経て、現在は「ギャラリー龍馬」という名で、残された遺品を展示する「博物館」になっている。

酢屋

ギャラリー龍馬の入場料は通常500円。展示品の数からすると割高感は否めないが、龍馬フリークにとって、11月15日の命日前後約2週間だけ公開されるという追悼展は見ものだろう。期間中は竜馬暗殺直後の様子が詳しく記された貴重な文献「海援隊日記」(コピー)が展示される。ただし、この時は入場料が600円になる。

 

寺田屋

薩長同盟を成立させた坂本龍馬は、酢屋に移り住む前から幕府に命を狙われる厄介者であったわけだが、寺田屋で伏見奉行所に襲撃された際に、抵抗して役人に怪我を負わせてしまう。だが、それは幕府にとって、龍馬を「厄介者」から「犯罪人」に仕立てあげる格好の理由となった。

暗殺

そして1867年11月15日、たまたま酢屋ではなく、わずか数百メートル離れた河原町通り沿いの近江屋にいた龍馬を、刺客が襲う。

龍馬亡き後、
もし幕府に匿っていたことが発覚すれば、さすがの酢屋とてタダでは済まされない危険がある。ということで、酢屋はその証拠になりそうな資料を全て燃やしてしまった… 今思えば「ああ、お宝が~!」ということになるが、当事者からすれば致し方のない話だ(笑)。

 

坂本龍馬

それから60余年が過ぎた1933年(昭和8年)、酢屋2階の修復の時に、その天井裏に隠すように置かれていた『海援隊日記』が発見された。そこには、龍馬暗殺時の状況や犯人に関する情報集めに、残された隊士たちが奔走する様子などが、細かく記載されている。もちろん酢屋にあるのはそのコピーで、多分本物は江戸東京博物館にある。

酢屋
京都府京都市中京区河原町通三条下る大黒町47
☎075-211-7700

 

 

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