「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
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クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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それはスピード違反とダート。
北海道は国道がよく整備されてしており、高速道路を使う必要性を感じない。
特に信号の少ない道北や道東地方では、移動時間の目安を2時間100キロと覚えておけば役立つはずだ。
だが驚くことに、それより早い時速60キロで走行しても、現実には地元の軽自動車にどんどん追い越され、逆に「遅すぎるのでは…」という不安と危険を感じてしまう。
しかし「流れ」に乗って同調しないほうがいい。北海道はスピード違反の取締まりが厳しく、土地勘のない貴方だけが、気づいた時には手遅れになる。
特に町の出入口には注意が必要。
もちろんレーダー探知機を搭載しておくに越したことはないが、「ネズミ捕り」は警告音が鳴った途端にスピードを測定されてしまうので、役に立たない場合も多い。対策は先頭にならないよう気をつけることと、60キロ程度で走るしかない。
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そのように整備された国道がある半面、県道にあたる「道道」には、未だ未舗装の道路が多いのも北海道の特徴だ。
たとえナビゲーション中でも、ダートに出くわしたら迷わず戻るのが賢明。本州のように少し走れば舗装道路が現れる可能性は極めて低く、数キロにわたってデコボコ道を走らされるハメになる。
また知床半島のような森林地域では、朝夕にエゾジカやキタキツネ、時にはヒグマが道路に出てくることもある。
特にガードレールのない場所は要注意で、そういう時は制限速度よりスピードを落として走ることを心がけよう。
なお、観光地ではキタキツネが餌をねだろうと車道の片隅で待っているのをよく見かける。スピードを落とせば、すかさず道路の真ん中までやってくるが、給餌は禁物。
お菓子やパンは抵抗力を低下させ、やがては北海道の野生動物を減らすことに通じてしまう。
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