「北海道・車中泊コースガイド」と「クルマで旅する北海道」の違い

雑誌は「ダイジェスト」、ネットは「全容」を知るための情報源

世の中では年々書籍の販売部数が減り、中高年向けのモバイル端末の出荷台数が増加していると聞く。中には、このままでは「活字」がなくなるのではと危惧する人もいるようだが、筆者はそうは思わない。

ゆえに「北海道・車中泊コースガイド」というムック本を出版しながら、この「クルマで旅する北海道」というウェブサイトを無料で公開している。

理由は幾つかあるが、まず利用者の立場から云うと、本とネットにはそれぞれ違う優位性がある。それは広域の北海道地図とグーグルマップの違いと云えば分かりやすい。

ザクッとニセコの地理が知りたい時には、画面上で指で縮めて広げてするよりも、バサッと地図を広げるほうが早いし、分かりやすいのは云うまでもあるまい。

「ダイジェスト」には書物などの内容をわかりやすく要約すること、あるいは要約したものという意味があるが、それはこの先雑誌が生き残るための重要なファクターになると筆者は考えている。

もうひとつ、本には明らかにネットよりも優れているところがある。それは「責任の所在」がはっきりしていることだ。

当たり前だが、本は誰にでも書けるものじゃない。いくら文才があろうが、情報に長けていようが、出版社との信頼関係が築けなければ敵わぬ夢だ。マスコミというのは常に「世間の批判と背中合わせ」で、ガードはけして甘くない。

ゆえに高いレベルで情報の信頼性が保たれているのだ。

旅人が求めているのは、検索ページの上位に登場する「信頼できる北海道の詳細情報サイト」

いっぽうウェブサイトには、書籍のような誌面の制約はなく、書きたい、あるいは伝えたいと思う内容が存分に記せる。また更新・修正・削除といった変更がすこぶる簡単で、実勢に則した内容を保ちやすい利点がある。であれば、

車中泊の旅人が一番求めたいのは、書籍と同じ信頼性を持つウェブサイトの登場ということになるだろう。

しかし、Googleの検索サイトで、1ページ目の上位に表示されているサイトを見て、貴方は本当に「満足感」が得られているだろうか…

いまさらとも云える話だが、インターネット上にはSEOに疎いため、検索エンジンのロボットには認めてもらえないが、人が見ると素晴らしい内容のサイトがゴマンとある。

だが検索サイトを開いたところで、それはほとんど役立つとは思えないブログ記事の下に埋没していて探せない。

SEOとは、早い話がグーグルに高く評価してもらうためのテクニックだ。

それがここまで進化してきた背景には、検索エンジンの上位にランクされれば大幅なアクセスアップが期待でき、それがビジネスチャンスや広告収入に繋がるという「カラクリ」がある。

実は筆者がこのサイトを立ち上げた理由はそこにもある。

本来なら書籍「車中泊コースガイド」をもっと詳細にしている、ご覧の「クルマで旅する北海道」のウェブサイトは、有料でも通用すると自負している。

なぜなら、書籍「車中泊コースガイド」には、実際に現地で取材してきた内容の1割から2割、多くて半分ほどの情報しか記載できていないからだ。つまり「ネタ」は、まだどっさりと掌の内に残されている(笑)。

しかし残念なことに、クオリティーは別としても、紹介したい観光地や車中泊スポットの詳細情報は、既にネット上には溢れ返っており、もはや読者にギャラを求めるのは不可能な時代になった。

よって、このサイトを立ち上げても直接的な収入はどこからも得られない。今のところ頼りになるのは、下の「スポンサード・リンク」だけである(笑)。

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だが、筆者にはSEOに対する知識と圧倒的なコンテンツがある。

今でも大人数を動員して作られている「おまとめサイト」の、まさに対極ともいえる筆者単独のウェブサイトが、彼らにどこまで「太刀打ち」できるのか… 

それはこれからのお楽しみだが、負けたところで「その存在価値」は残る。家族にとって、このサイトは紛れもなく筆者が生きた証、特に家内には有り余る思い出の記録になるに違いない(笑)。