この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
ドラマ「北の国から」の、マストからマニアックにいたるロケ地を一挙ご紹介。
ただマニアックといっても、その度合にはかなりの「幅」があると思うので、ここでは3つのランクに分けて掲載しよう。
「北の国から」マニアックスポット特集【目次】
マニアック・レベル=3
ドラマを見た人が、「家」の次に訪ねてみたいと思うであろう場所。
ファーム富田
ニングルテラス
中畑木材事務所(麓郷木材工業)
「北の国から」全編を通じて何度も登場する、五郎の同級生・中畑和夫の事務所兼自宅。麓郷木材工業の事務所として営業しており、中の見学はできない。
玄関。写真は「遺言」が放送された2002年に撮影。
中の澤分校
「北の国から」本編で、純と蛍が通った小学校で八幡丘にある。
現在は廃校となり、「八幡丘会館」として使われているが、放送当時からは色が塗り替えられ、ずいぶんきれいになった。
この写真は改修前の2002年に撮影。
草太の牧場(フェニックス牧場)
北村草太(岩城滉一)がアイコ(美保純)と暮らした牧場は、「北の国から」の放送終了後に閉鎖と復帰を繰り返し、現在は緑の屋根だった牛舎も建て替えられている。
住居の外観はドラマの当時のままのようだが、個人宅で立ち入りは不可。写真は2016年に撮影したもの。
2002年に撮影した「北の国から」当時のフェニックス牧場。
マニアック・レベル=2
本気で「ロケ地」めぐりをしてみたい人が興味を惹かれる場所。
吹上露天の湯
「’95秘密」で五郎とシュウが浸かったことで一躍有名になった、十勝岳温泉にある無料の混浴露天風呂。
鳥沼公園
「’98時代」で、純とシュウがボートに乗ってデートをした公園。この近くから麓郷に通じる道があり、途中にフェニックス牧場や中の澤分校がある。
小野田そば
「北の国から」では、一杯飲み屋になったり宴会場の撮影に使われた、操業30年を超える手打ちそば屋で、麓郷のバス停がある交差点のすぐ近くにある。
蕎麦は二八の太麺。俗にいう「田舎そば」だ。
くまげら
「北の国から」では、 本編第15話、「’98時代」、また「2002遺言」にも登場している郷土料理店。
名物は、やまご(きこり)が鹿や鴨などを狩猟し、大鍋にブチ込み食したという味噌味の「山ぞく鍋」。
つるや金物店
富良野駅前にあるシュウ(宮沢りえ)が働いていたお店で、「’95 秘密」で純とシュウが2回目に遭遇するシーンで登場。
「山部山麓デパート」にあった柱時計を、ここでシュウに渡した。
富良野神社
「’98時代」で、蛍と庄吉が神前結婚式を挙げた場所。
また「2002遺言」では、結(内田有紀)が祈願をする姿を、純が隠れて見ていたシーンが撮影された。
マニアック・レベル=1
普通はそこまで行かなくていいと思う場所(笑)。
麓郷展望台
石の家からさらに進み、富良野ジャム園の前の道を上り詰めたところにあるが、写真のマップにご注目。
ハートヒルパーク展望台
別称「れいちゃん展望台」。
JR布部駅
本編「第1話」で、東京から富良野へ移ってきた五郎・純・蛍の3人が最初に降りた駅。駅前には倉本聰直筆の木碑が残されている。
朝日が丘公園
本編「第8話」で、大晦日の夜に3人が五郎の提案で富良野の街の灯りを見に行ったとされる場所で、下のバナーのシーンを覚えている人も多いだろう。
その他にも、本編ではたびたびロケ地に使われているようだ。
空知川
本編「第18話」に登場する空知川のイカダ下りの撮影地で、この時に五郎はこごみ(児島美ゆき)と出会う。
なお、「北海イカダ下りIN 空知川」は今でも行われているようだ。
へそ歓楽街
「’89 帰郷」で五郎と中畑が酔ってお客さんに絡んだ居酒屋(炉ばた)がある富良野の呑み屋筋。
マニアック・レベル=0
最後は、もう見ることができなくなったロケ地。
三日月食堂と布部札幌軒
北時計
「’95 秘密」でシュウが純に自らの過去を打ち明けた喫茶店。現在は、喫茶ギャラリー「あかなら」に店名が変わっている。