「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
「日本クルマ旅先100選」 ~テーマはディスカヴァー・ジャパン~
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。
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知床自然センターから徒歩でアクセスする
日本には川のない滝が結構ある。とりわけ有名なのは富士山麓を流れる「白糸の滝」だが、これから紹介するフレペの滝も、地下水が断崖の割れ目から湧き落ちる潜流瀑(
岩肌から、はらはらと涙がこぼれるように流れることから、別名「乙女の涙」の名で親しまれ、知床八景にも選ばれている。
アクセスは知床自然センター(☎0152-24-2114)にクルマを置いて、そこから遊歩道で片道徒歩約20分。何より「無料」というのがいい。
片道約1キロの遊歩道は、短い距離の間で知床の森や草原環境、そして特徴的な海岸地形を見ることができ、野鳥の観察にも適している。
海に向かって緩やかに傾斜しているが、大きなアップダウンはなく歩きやすい。同じ地面を歩くのなら、知床五湖よりこちらのほうがお勧めだ。
ただし雨上がりはご覧の通り。
ハイヒールやサンダルなどでの散策はケガのもとになる。またベビーカー・車椅子は通行できない。
ここがゴール。チカポイ岬に設置された展望台からは、フレペの滝が流れ落ちる広大なオホーツク海が目前に迫る。
なお、ヒグマの生息地なので食べ物などの持ち込みは不可。また、ヒグマを刺激する恐れがあるため、遊歩道内はペット同伴が禁じられている。
トイレと食事は、知床自然センターを利用しよう。
ちなみに撮影は、フレペの滝が日陰にならない正午頃が一番いい。