道の駅 おんねゆ温泉 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2022年7月更新

道の駅おんねゆ温泉北海道のゴミ箱をまったく置いていない道の駅
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
スポンサード・リンク

「道の駅 おんねゆ温泉」は、層雲峡から網走に通じる「大雪国道」のオアシスと呼べる道の駅

道の駅 おんねゆ温泉

「道の駅 おんねゆ温泉」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第9回
登録日/1995年8月3日 

筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2008.07.13
2011.07.21
2013.07.18
2014.07.09
2016.06.16
2022.07.26

道の駅 おんねゆ温泉【目次】

「道の駅 おんねゆ温泉」のロケーション

「道の駅 おんねゆ温泉」の施設

「道の駅 おんねゆ温泉」の車中泊好適度

「道の駅 おんねゆ温泉」の最寄りの温泉&周辺買物施設

「道の駅 おんねゆ温泉」のアクセスマップ

スポンサード・リンク

「道の駅 おんねゆ温泉」のロケーション

大雪国道

「道の駅 おんねゆ温泉」は、知床方面から層雲峡に向かう途中で、「もうくたびれて運転は嫌だ!」っという頃に現れてくれる、まさに車中泊の旅人にとっての「オアシス」とも呼べる施設だ。

ボンゴフレンディー

筆者は2000年から2016年までに3度、ここで運転を挫折して「緊急車中泊」をしており、道東自動車道の延伸とともに「大雪国道」を通らなくなっていった。

なにしろこの「道の駅 おんねゆ温泉」を過ぎると、あとは層雲峡まで行かなければ、車中泊どころかコンビニひとつなくなってしまうのだから、大雪国道を走るのは本当に疲れる(笑)。

道の駅おんねゆ温泉

もっとも… くたびれるのは筆者だけではないのだろう。

収容台数100台を誇る「道の駅 おんねゆ温泉」の駐車場は、平日でも比較的混んでいることが多いようだ。

ちなみに、道の駅から1キロほどのところには無料の「おんねゆ温泉 つつじ公園キャンプ場」がある。

パークゴルフ場にも隣接しており、終日のんびりしたい人には、こちらのほうがお勧めだ。

スポンサード・リンク

「道の駅 おんねゆ温泉」の施設

道の駅 おんねゆ温泉

初めての人は駅名に「温泉」がつくので、日帰り温泉が併設していると勘違いするかもしれないが、敷地内に温泉施設はない。

ただ「温根湯温泉街」と隣接しているので、クルマで5分も走れば外来入浴を受け付けてくれるホテルがある。

道の駅おんねゆ温泉

「道の駅 おんねゆ温泉」の敷地は驚くほど広大で、100台をゆうに越す数の車両を収納できる駐車場、売店、テーブル&ベンチがある屋内休憩所、どこからでも目立つからくり時計の「果夢林」、さらには2012年に刷新された話題の「山の水族館」など、車中泊でなく休憩で立ち寄っても十二分に楽しめる。

道の駅 おんねゆ温泉

こちらは24時間トイレ・観光案内所・休憩室がある「クリーンプラザおんねゆ」。

道の駅 おんねゆ温泉

ありがたいことに休憩室も24時間開放されているので、ライダーや自転車の旅人は、雨の日の避難所として使うことが可能だ。

道の駅 おんねゆ温泉 トイレ

24時間トイレは改修され、ちゃんとウォシュレットが設置されている。

道の駅おんねゆ温泉

飲食ができるのは「からくり王国」の看板が並ぶこのエリア。

道の駅 おんねゆ温泉

ただ、ここは民間というよりは個人商店の集合体のようで、オープン以来たぶん改修されていないのだろう。

道の駅 おんねゆ温泉

そのため未だ昭和の雰囲気が漂っており、さすがに時代を感じる。

道の駅おんねゆ温泉

いっぽうこちらは「果夢林の館」の中にある、地元の特産品を展示・販売する「果夢林ショップ」。

道の駅 おんねゆ温泉

特に木材を使った雑貨の品揃えが豊富で、見ていて楽しい。

道の駅 おんねゆ温泉

さらに「果夢林の館」には、このショップの他に、木製遊具を設置した「果夢林ワールド」と手軽に木工作を体験できる「クラフト体験工房」があり、道の駅のスタンプラリーの受付も行っている。

道の駅 おんねゆ温泉

「果夢林の館」の前にあるのは、「道の駅 おんねゆ温泉」のランドマークともいえる「からくり時計」。

道の駅 おんねゆ温泉

毎時0分になると、お決まり通りに中から人形が出てきて合唱を披露してくれるので、それなりに和めて悪くはないのだが、「何かが足りない気がする」。

道後温泉

例えば同じ「からくり時計」がある愛媛県の道後温泉の場合、踊るのは夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する面々で、本や映画を見た人間なら一度は見たくなるし、街角にはそういう装いをした若いガイドさんが立っているなど、テーマ性を持たせた工夫をしている。

道の駅おんねゆ温泉

さて、次は車中泊について。

車中泊で注意したいのは駐車位置だ。国道側の駐車場には大型トラック用のレーンがあり、云うまでもなく夜間はエンジン音が響いている。

ゆえに車中泊には、写真の「からくり時計」側の駐車場のほうがいい。

道の駅おんねゆ温泉

最後に水場はあるが、こういうこと(笑)。無料のキャンプ場がそこにあるのだから、ここでそういうことをするのはやめましょう。

「道の駅 おんねゆ温泉」の車中泊好適度

営業時間
8時30分~17時(4月~10月)、9時~16時30分(11月~3月)
休館日
4月8日~4月14日、年末年始(12月26日~1月1日)
☎0157-45-3373
駐車場の平坦性=○

駐車場のキャパシティー=普通車:100台
ゴミ箱の有無=なし ※空き缶は「果夢林の館」で捨てられる
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

【プロの寸評】

前述したように「道の駅 おんねゆ温泉」には統一感がない。

たぶん「森」がテーマなのだろうが、如何せんインパクトが弱く、一体感をほとんど醸せていないのが実情だ。

立地からすれば、大人気の道の駅になってもおかしくないだけに、「道の駅白銀ビルケ」などを参考にリニューアルをしてほしいと願う。

美瑛の白金温泉と同じく、温根湯の場合も道の駅で客を引っ張り、その恩恵に温泉街が授かるという構図のほうが良さそうだ。

いずれにしてもパーツは揃っているので、誠実なコンサルに頼めるだけの予算が組めれば、再生はさほど難しいことでもないだろう。

道の駅おんねゆ温泉 オフィシャルサイト

「道の駅 おんねゆ温泉」の最寄りの温泉&周辺買物施設

温泉街は道の駅の裏手にあるが、日帰りの公共温泉は7キロ以上離れた留辺蘂まで行かないとないので、近くのホテル・旅館の外来を利用する人が多い。

おんねゆ温泉街 日帰り入浴情報

留辺蘂の公共温泉の詳細はこちら。

コンビニ
セブンイレブンまで約1.2キロ

スーパーマーケット
「ラルズマート留辺蘂(るべしべ)店」まで約10キロ

※「Aコープおんねゆ店」は閉店

「道の駅おんねゆ温泉」アクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
スポンサード・リンク

北見 車中泊旅行ガイド

クルマで旅する北見

北見関連記事 一覧
北見関連記事 一覧
これまでに取材してきた、北見に関連するすべての記事の一覧です。

道東セカンドルート 車中泊旅行ガイド

クルマで旅する道東セカンドルート

ハイランド小清水 雲海
小沼と大地の絶景と、個性豊かな温泉に満ちた「道東セカンドルート」
道東セカンドルートのトップページです。
道東セカンドルート 全記事一覧
道東セカンドルート 全記事一覧
これまで取材してきた、すべての「道東セカンドルート」に関連する記事の一覧です。

道東 車中泊旅行ガイド

クルマで旅する道東

ざっくり道東。まずは概要から
ざっくり道東。まずは概要から
道東のトップページです。
「道東ファーストルート」は、北海道・車中泊クルマ旅の王道
道東・車中泊クルマ旅の王道ルートをご紹介。
ハイランド小清水 雲海
小沼と大地の絶景と、個性豊かな温泉に満ちた「道東セカンドルート」
リピーターに人気の道東・内陸部をめぐるルートのご紹介。
道東関連記事 一覧
道東関連記事 一覧
これまでに取材してきた道東に関連する、すべての記事の一覧です。
フェイスブック
インスタグラム

この記事がよく読まれています。

車中泊クルマ旅は、日本の新しい「旅のカタチ」
自由奔放。行きたいところに、行きたい時に、居たいだけ。そんな車中泊でクルマ旅の紹介です。
【車中泊のゴミ対策】道の駅で車中泊旅行中に出るゴミを捨てるのはOK!<クルマ旅のプロが解説 2022年12月更新> 
【2022年12月更新】車中泊旅行歴25年のクルマ旅のプロがまとめた、道の駅での旅行ゴミの処分に関する記述です。
車中泊のお勧めグッズ&アイデア 一覧
これまで取材してきた、車中泊のお勧めグッズとアイデアの一覧です。
RENOGY(レノジー)リチウムイオン・サブバッテリーの取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先
この道25年の現役クルマ旅専門家がまとめた、RENOGY(レノジー)のリチウムイオン・サブバッテリーの、取り付けと載せ替える際の注意点と依頼先の情報です。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。
スポンサード・リンク
タイトルとURLをコピーしました