道北エリアは、観光よりも居心地の良さが魅力

オロロンラインは留萌から稚内まで続く国道232号の通称。写真は北緯45度モニュメント。

道東や道央に比べると著名な観光地が少ない道北は、本州からのフェリーが着岸する小樽や苫小牧の港から遠いこともあり、10日間ほどの夏季休暇を利用して来る人には、少し行きづらく思えるエリアだと思う。

しかも最初は「宗谷岬を巡るだけのマラソン・ドライブ旅」に陥りやすい。

稚内へ通じるルートは3つある。

長い海岸線を走る「オロロン・ライン」と「オホーツク・ライン」には、道の駅とその「てっぺん」にあたる稚内周辺を除けば、「わざわざクルマを停めて観る」ところは限られている。

ゆえに離島に寄らなければ、ライダーのように留萌から宗谷岬を経由し、紋別まで1泊2日で走り切ることは、さほど困難なことではないだろう。

だが道北には、もう一本着目すべき道がある。

それは内陸部を貫くように南北に通じている道だ。

今高速道路が伸びているのはそのルートで、旭川から士別までは既に開通し、名寄~美深間もバイパス化されるなど、北への道は着々と整備が進んでいる。ここではその道を「名寄・ライン」と呼ぶことにしよう。

道北が持つ、中高年にとっての魅力

北海道にはキャンプサイトで釣りのできるフィールドも多い。

実は「名寄・ライン」にもコレといった見どころは少ない(笑)。

それゆえ筆者も、家族で北海道を訪れた2000年から2002年は、この地を1度だけしか訪れなかった。

だが、ひととおり北海道を見終わったリピーターの中には、道北に長く滞在する人が多い。ここには観光地が少ない代わりに、無料や低料金で好きなだけ滞在できるキャンプ場と、釣りやパークゴルフが楽しめるフィールド、そして何より「憧れの離島」がある。つまり魅力は観光よりも「居心地の良さ」にあるわけだ。

ただし、そこには無いものもある。

車中泊旅行者の「長期滞在」を支えているのは、必要な生活物資が調達できるスーパーやホームセンターだが、時には家電専門店やクルマの修理工場、さらには大きな総合病院が必要という場合もある。

しかし広い道北でそれらが揃うのは、旭川・名寄・稚内の3つの街しかない。

「名寄・ライン」はそれらを結ぶだけではなく、道北各地から3つの街へのアクセス向上に大きく寄与している。簡単に云えば、それが美深や天塩に安心して居られるバックボーンというわけだ。

北海道では総じて同じことがいえるが、旅のスタイルが異なる現役世代とシニア世代では、同じ場所でも価値観は大きく異なる。特に道北はそれが顕著といえる場所だろう。

道北コンテンツ

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オホーツク・ライン 詳細ガイド

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