西郷隆盛の湯治場 [西郷どん湯]と「西郷どんの家」/霧島温泉・日当山温泉郷

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「西郷隆盛は湯治がお好き!」という話は、「クルマで旅する九州」の中のこちらの記事で詳しく説明しているが、その西郷どんがもっとも頻繁に訪れていたのが、霧島温泉の中にある日当山温泉郷である。

記録によると、坂本龍馬が霧島温泉に出かけた同時期の1866年(慶応2)3月と、戊辰戦争から戻ってきた1868年(明治元)11月、さらに1869年(明治6)2月には、藩主の島津忠義がわざわざ西郷隆盛に会うため、この地を訪れている。

その際によく利用していたのが、天降川の近くにある現在の「西郷どん湯」。日当山にある最古の自然湧出温泉で、温泉は質・量ともに申し分なく、萬病に卓効があることから、当時は「元湯」と呼ばれていた。

ちなみにこの建物は「宿泊棟」だが、壁に描かれている右の人物は誰なんだ? 

最初、筆者は宮本武蔵かと思ったが、なんとそれは坂本龍馬だった!(笑)。

温泉棟があるのは宿泊棟の向かい。無人の番台に置かれた料金箱に、金250円也を入れて入湯する。もちろんお釣りは自動で出ない(笑)。必要な時は「呼び出しブザー」を押せばいいのだが、面倒だし時間もかかるので、行かれる際には事前に小銭を用意しておこう。

浴室は極めてシンプルで、タイル貼りの2つに分かれた浴槽に、源泉温度49℃、ph7.8のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、いわゆる「美肌の湯」がかけ流しされている。ちなみにシャワーは1器だけ用意されているが、シャンプー・ボディーソープは持参になる。

もちろん150年前は木造だったはずで、当時の元湯の面影はないのだが、お湯だけは今もそのまま湧き続けている。その意味では、西郷どんがこよなく愛した温泉であることに間違いはなかろう。

西郷どん湯
住所鹿児島県霧島市隼人町内1462-2
☎0995-43-3870
日帰り入浴時間:6時~21時・第4月曜定休
料金:大人250円
※宿泊料金:1800円(素泊まり)

さて、こちらは西郷どんが1874(明治7)年12月と、1876(明治6)年11月に間借りして滞在したといわれている、地元の名家だった龍宝家の屋敷。

当時は元湯のすぐ近くにあったらしいが、筆者が訪ねた時は「西郷どんの宿」として、蛭子神社の前に復元展示されていた。

しかし、2017年12月に再び移転…

霧島市は、明治維新150周年にあわせて、大河ドラマ「西郷どん」の放送が始まる2018年に向け、「西郷どんの宿」を新たな観光拠点施設の中核として整備することを決定し、準備を着々と進めている。

それに先立ち、老朽化が著しい写真の先代「西郷どんの宿」を解体し、2016年9月末に閉館した、ホテル洗心閣の跡地に再建。新しい「西郷どんの宿」は、萱と瓦の二重屋根・間取り・囲炉裏などを極力当時のままに復元している。今後はそれ核に「日当山西郷どん村」として発展させていく予定らしい。

日当山西郷どん村
鹿児島県霧島市隼人町内1487-1
☎0995-42-5880 
営業時間:9時~18時

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