霧島温泉/温泉地の概要と車中泊事情

温泉地の概要

「天孫降臨(てんそんこうりん)」の神話と、幕末の歴史を刻む名湯群

「幾つもの顔を持つ」という点から云うと、霧島温泉は他の温泉地とは、明らかに異質だ。火山の麓という険しい自然環境に加え、神様や殿様に愛されたことから、後年まで世俗的な開発が進まず、真にお湯を楽しみたい人向けの宿が、今なお多く存在する。

そこで、ここではまず「霧島」のつく呼称から整理しよう。

通常、霧島だけの場合は、えびのから続く高原地帯を意味し、霧島山は霧島連山のことを指すのだが、霧島山には北海道の大雪山と同じく単独峰が存在しない。

そして霧島温泉だが、正確には4つの温泉郷からなる温泉地の総称である。その中核となる地域が霧島温泉郷だ。つまりここでは「温泉郷」と「温泉地」が逆転して使われていることになる。

中でも薩摩藩御用達の温泉場があった霧島温泉郷は山中にあり、明治以前は馬や駕籠でなければ容易に近づくことができなかったという。1933年に霧島神宮駅から丸尾温泉までの道路が整備され、現在は多くのマイカー客が訪れるようになった。

その経緯からか、平地に近い「日向山温泉郷」「新川渓谷温泉郷」と、「霧島神宮温泉郷」「霧島温泉郷」は、趣きがずいぶん異なっている。

温泉街と割引

冒頭で記した経緯でわかるように、霧島温泉には草津温泉や城崎温泉のような「温泉街」はない。

その代わりにしてはショボイのだが(笑)、霧島温泉市場という「ドライブ・イン」のような施設が、上のマップの「丸尾滝」の近くにある。

しかし、今の時代にこの程度の足湯で100円とるというのは、観光客をバカにしているというか、「世間知らず」も甚だしい。山を降りて、桜島溶岩なぎさ公園を視察してきたほうがいい(笑)。それは「全温泉郷」共通の「湯めぐり手形」が未だにないことにも通じているのだろう。

ちなみに「湯めぐり手形」のようなサービスがあるのは、霧島神宮温泉郷のみ。詳しくは下のサイトでご確認を。

入湯霧札で湯めぐり三昧の旅

車中泊事情

霧島温泉郷は坂の多い山道沿いに大型のホテル・旅館が点在しており、個々が広い駐車場を有している。また温泉街やレジャー施設がないため、観光バスを受け入るような大駐車場どころか、コインパーキングもほとんどない。そのため大半の車中泊旅行者は否応なしに道の駅に集中し、ハイシーズンは「24時間満車状態」になっている。

だが霧島神宮方面を探せば穴場は見つかる。大鳥居の前にある「霧島市観光協会」の無料駐車場や高千穂河原の有料駐車場なら、夜間はほぼ確実に空いている。

それでも… 無難でお勧めなのは、やはり道の駅霧島だ。

霧島温泉に近い新燃岳では、今も火山活動が続いており、いざという時に、土地勘のない旅人は路頭に迷うことになりかねない。道の駅なら、少なくても警察か役所が駆けつけてくれるだろう(笑)。

道の駅霧島の詳細ページはこちら

最後に。

車中泊の旅人にとって、霧島温泉の泣きどころはコンビニとスーパーの少なさにある。コンビニは霧島温泉丸尾の交差点にローソンが1軒あるだけで、生鮮食品が買えるのは、霧島神宮駅前のAコープ霧島店が最寄りになる。数日滞在する気なら、隼人方面まで買い出しに出るほうがいい。

Aコープ霧島店
〒899-4203霧島市霧島大窪387
0995-57-2401
営業時間 9時30分~20時

霧島温泉ガイド 目次

温泉地の概要と車中泊事情

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グルメ&観光事情

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