アルペンルートの室堂にある名湯 みくりが池温泉

広大な雪原にポツンと建ってみえる「みくりが池温泉」が、1軒宿として開業したのは1957年(昭和32年)。後に「世紀の大事業」と呼ばれる黒部ダムの建設工事が始まった翌年にあたる。

当初は工事関係者や登山客相手の完全な山小屋だったそうだが、1964年に立山高原バスが室堂まで乗り入れ、1971年には立山黒部アルペンルートが全線開通したことにより、観光客も多く訪れるようになったという。

その意味では、立山黒部アルペンルートの誕生から現在までを見守り続ける「生き証人」とも呼べる存在だろう。もしかすると石原裕次郎も、「黒部の太陽」のロケの合間に、ここのお湯で疲れを癒やしたことがあるかもしれない(笑)。

現在の建物になり、旅館的要素を併せ持つようになったのは1982年。今はアルペンルートの再開にあわせて営業を開始している。

みくりが池温泉の「お湯」は、開業当初から近くに湧く地獄谷の温泉を引湯している。硫黄の香りが漂う白濁のお湯は、無加水・無加温の完全なる源泉かけ流しで、泉質はph2.28の単純酸性泉。

源泉温度は45℃だが、引湯の途中で「いい湯加減」になる。なお男女ともに浴室は内湯のみで、露天風呂はない。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。

みくりが池温泉オフィシャルサイト

営業期間:4月中旬~11月下旬のアルペンルート開通期間
☎076-463-1441
日帰り入浴受付時間:9時~16時
入浴料金:大人700円
シャンプー・リンスあり
宿泊・食事も可能

食堂は富山のソウルフードが充実しているだけでなく、味も良くてお勧めだ。筆者は白エビのからあげとブラックラーメンを注文したが、どちらも満足できるものだった。

車中泊するなら、ここで入浴するのも悪くない。ただし硫黄成分が入っているので繊維が弱る。お気に入りのTシャツなどは着ないほうがいい。

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