平湯温泉発祥の地「神の湯」入湯レポート

活火山の焼岳と乗鞍岳を熱源とし、20数軒の旅館・民宿に40以上もの源泉がある
平湯温泉の総湧出量は、1日約1億2千万リットル、一般家庭の浴槽で使用する水の約130年分に相当するという。そのうえ泉質も様々で、透明・茶褐色・緑褐色・白濁と、施設によって異なる源泉が楽しめる。

それが「奥飛騨温泉郷、随一の温泉地」と云われる所以だが、約450年前の戦国時代に発見された平湯温泉の、まさに「発祥の地」に湧く、露天の日帰り温泉施設が、これから紹介する「神の湯」だ。

未舗装の駐車場にクルマを置き、入口の受付小屋で料金を払う。小屋から少し登ると男湯、その上に昭和6年に村民の努力によって作られた不動明王が祀られ、一番奥に女湯の露天風呂がある。

開放感に満ちた露天風呂にかけ流されている温泉は、白い糸状の湯の花が舞う濁り湯で、ほのかに鉄分が匂う。源泉は山の上にあって、70度以上と高温だが、 お湯が浴槽まで流れる間に自然放熱させ、そのまま掛け流しているらしい。 そのおかげで、熱くもなく温くもない絶妙の湯加減だった。

さらにお湯は、陽に当たると黄緑がかった色となり、「えもいえぬ」極楽気分に浸れるのだ。なんといっても、ここは晴れた日がお勧めだろう。

お風呂の脇には小さな洗い場があり、シャンプーとボディーソープも置いてある。

アクセス&モア

神の湯は国道158号を「あかんだな駐車場」方面に進み、手前の案内看板を見て細い道を右折し、安房峠道路の高架をくぐった突き当りにある。道路から建屋は見えないので注意しよう。

また、冬は除雪されないため休業となる。

ちなみに、神の湯に泉質が近い通年営業の日帰り温泉は、平湯バスターミナルにある「アルプス街道平湯」。「平湯の湯」は冬季休業、「ひらゆの森」は白濁した硫黄泉の違う源泉から引湯をしている。

PS:平湯温泉「神の湯」営業休止のお知らせ

平成26年6月14日(土)以降、「神の湯」は対岸法面崩壊のため、無期限の営業停止となっている。営業再開の目処が判明しだい、奥飛騨温泉郷観光協会から発表が行われるとのこと。なお、平湯民俗館内にある立ち寄り入浴施設「平湯の湯」は通常通り営業しており、グリーンシーズンは同じ笹緑がかった濁り湯が楽しめる。

神の湯
〒506-1433岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
☎ 0578-89-2614

1. 営業期間:4月中旬~11月中旬(気候状況により異なる)
2. 営業時間:8時~18時(時間変更あり)
3. 定休日:不定休
4. 入浴料:大人500円・小人(3歳~小学生)300円

【施設概要】
●泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
●お湯:源泉かけ流し
●お風呂:露天風呂男女各1
●休憩スペース :あり(無料)
●飲食施設:なし
●駐車場 :あり(約20台・無料)
●シャンプー・石鹸等:あり(無料)
●ドライヤー:なし

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