草津温泉の車中泊事情 2018最前線

車中泊が「ブーム」と呼ばれた2010年頃の草津温泉は、行くたびに車中泊環境が悪化していく、痛々しい温泉地だった。

少し前までは「大滝乃湯」の駐車場で、堂々とキャンピングカーが寝泊まりしていた時期もあったのだが、車中泊旅行者の増加とともに、道の駅は第一駐車場以外を夜間閉鎖し、トイレが場内にあった天狗山第4駐車場も、夕方には入口にロープが張られるなど、マナーの良し悪しに関係なく、車中泊の旅人は一律に居心地の悪い思いをさせられてきた。

しかし、それから10年近い歳月が流れ、再び風向きは変わろうとしている。

実は時と同じくして、草津温泉の年間客数は下降線を辿り始める。その理由をいつまでも「バブルの崩壊」にしていられるほど旅館経営は甘くなく、草津温泉は2013年から「温泉街の再開発」という勝負を仕掛けた。

「御座之湯」の再構築、「熱の湯」のリニューアル、「観光駐車場」の移転など、湯畑周辺の再開発は功を奏し、最初の3ヶ年計画は目標を達成したのだろう。その後も「西の河原露天風呂」のリニューアル、さらに「天狗山第一駐車場」へのトイレ新設と、再開発は続いている。

その結果、我々は「思いもしなかった恩恵」を受けることになった。

収容台数300台を誇る「天狗山第一駐車場」は、以前から無料開放されていたのだが、トイレが遠く、それが車中泊旅行者が道の駅に集中する大きな要因となっていた。しかし真新しい水洗トイレができたことによって、事実上、車中泊環境は大きく改善されている。

天狗山第一駐車場の詳細ページ

道の駅に関しては大きな進展は見られないが、「天狗山第一駐車場」の認知が広がれば、これまでのような常時満車という異常事態は緩和されていくだろう。

道の駅 草津運動茶屋公園の詳細ページ

こう書くと、一見「いいこと尽くめ」のようだが、再びマナー違反の車中泊旅行者が増えそうな状況にもかかわらず、なぜ草津温泉はそれを静観しているのかという疑問がわく。

九州の黒川温泉や但馬の城崎温泉が苦労したように、一度遠のいた温泉客を呼び戻すのは並大抵ではない。増加に転じた客数に、車中泊旅行者が寄与しているとは思えないが(笑)、今はあえてマイナス要因になることを控えているのだろう。

つまり、またどこかのタイミングで、排除的方向へと舵が切られる可能性は否定できない。ちょっと弁の立つ役人なら、そもそも車中泊旅行者のためにトイレを作ったのではない… くらいはシャーシャーと云うはずだ(笑)。

車中泊旅行者がそれを抑制する一番の方法は、自分たちの訪問が「売上の足し」になっていると、草津温泉サイドに認識させることだと思う。

分かりやすく云えば、無料開放されている「天狗山第一駐車場」で泊まるなら、タダの公共浴場だけでなく、西の河原露天風呂にも行こう。食事もせめてランチくらいは食べに行こうということだ(笑)。

商売人は大事な客だと認識すれば、格安でオートキャンプができるスペースや、ゴミ箱くらいは云われなくても用意する。それが提供されれば、大半の「マナー違反」は「違反でなくなる」。

つまり「マナー違反」を、コインのように裏返せば「サービス不足」、そして車中泊旅行者の「消費」は、サービスを向上させるための「投資」になる。

その話と合致するかどうかはわからないが、草津温泉から8キロほど離れた「道の駅六合」の駐車場の一画に、2017年にRVパークがオープンしている。オートキャンプ場の空白地帯だけに、いい目の付けどころだと筆者は思う。

道の駅 六合(RVパーク応徳温泉)の詳細ページはこちら

草津温泉 車中泊旅行ガイド 目次

草津温泉の概要と主な見どころ

「裏技」を含む、草津温泉の駐車場の上手な利用法

温泉入湯レポート一覧

草津温泉の食べどころ・土産品紹介

草津温泉の車中泊事情

車中泊スポット一覧 

草津温泉周辺の見どころ

志賀草津高原ルート

万座温泉

全記事リスト ※車中泊スポット除く

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