妙高高原温泉郷・燕温泉に湧く、ふたつの秘湯 河原の湯と黄金の湯

燕温泉は妙高高原温泉郷でもっとも標高の高い1100メートル地点に湧く温泉で、バス停から妙高山の燕温泉登山口に続く、わずか100メートルほどの狭い坂道の両側に、5軒の旅館と2軒の土産屋がひしめくように建っている。建物はどれも古く、まさに「鄙びた温泉地」と呼ぶに相応しい景観だ。

その温泉街から徒歩約5分、さらに15分ほど進んだところに、これから紹介するふたつの無料野天風呂がある。

クルマは燕温泉街の入口に設けられた無料駐車場に停め、そこから先は徒歩で進む。

男女別の岩風呂がある「黄金の湯」

登山口から5分ほど登ったところにあり、秋になると一面に黄金色の葉が舞い落ちることからその名がついたという。営業期間は5月下旬から11月上旬で、冬季は積雪のため閉鎖される。それを知らずに11月下旬に行ってみたら… ご覧の通りの雪でやってなかった(笑)。

改めて夏に行った時の様子がこちら。源泉が60度と熱めのお湯は硫黄泉で白濁しており、神経痛、リウマチ、皮膚病、胃腸病などに効果があるとされる。なお、曜と金曜の午前中は清掃のため入湯できない。ここまで来て「空振り」すると、心が折れるので気をつけよう(笑)。

秘湯の雰囲気漂う混浴の岩風呂「河原の湯」

薬師堂の分岐を、黄金の湯とは別方面に15分ほど進んだ渓谷にある。ところどころに土砂崩れの跡が残る道は、吊り橋も朽ち落ち、取材時は仮設の階段で川を越えて辿り着いた。

この温泉は筆者が行く気になれる「秘湯」の最高レベル。これ以上歩くところは、車中泊の温泉旅ではもう「対象外」でいい(笑)。

さて。お湯は黄金の湯と同じく乳白色の硫黄泉だが、ややぬるめ。ただし湯船の脇を小さな滝が流れるロケーションに混浴もあいまって、ワイルド感は圧倒的に高い。営業条件は黄金の湯に準じている。

男女別の脱衣所はあるが、店も自動販売機もないので、飲物くらいは持参していくほうがいいと思う。

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