日本のジオパーク

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クルマ旅ナビゲーター
稲垣朝則 Tomonori Inagaki
取材で、四季折々の日本をクルマで旅しています。
年間の走行距離は約4万キロ
既に日本列島を3往復半…
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2010年に、このサイトの情報が書籍化されました。
日本で最初の車中泊によるクルマ旅のガイドブックです。
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ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む自然公園です。
世界遺産に比べると歴史は浅く、2001 年6月のユネスコ執行委員会で、地質学的に特別意義のある地域や自然公園の発展を推進するメンバー国の努力を支援することが勧告されたことを受け、その3年後の2004年に世界ジオパークネットワークが設立されました。
 
世界ジオパークの一員となる為の、ユネスコのガイドラインは以下の通りです。
●地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値のあるサイトも含む、明瞭に境界を定められた地域である。
●公的機関・地域社会ならびに民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つ。
●ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成する。
●博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育・普及活動を行う。
●それぞれの地域の伝統と法に基づき地質遺産を確実に保護する。
●世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積極的に活性化させる。
 
日本では2008年に日本ジオパークネットワークが設立され、国内のジオパーク認定、および世界ジオパークへの加盟申請などを行っています。
【日本のジオパーク】
2010年11月現在、14地域の日本ジオパークが認定されています。
そのうち世界ジオパークに認定されているのは洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸の4つの地域で、室戸ジオパークが次の推薦候補に決まっています。
 
日本国内の世界ジオパーク
●洞爺湖有珠山ジオパーク
2000 年に噴火した有珠山とその被害遺構、1944〜45 年にできた昭和新山、約10 万年前の大噴火で 形成されたカルデラ湖である洞爺湖がみどころ。
2000 年の噴火に伴う地殻変動が目の当たりにできる。 「変動する大地との共生」がテーマ。
●糸魚川ジオパーク
5 億年に渡る様々な時代の多様な岩石・地層、日本を二つに分ける大きな断層「糸魚川静岡構造線」 と地下の大きなへこみ「フォッサマグナ」がみどころ。
縄文文化と関わりが深いヒスイ、断層と塩の道など、ジオと人に関わるテーマが豊富。
●島原半島ジオパーク
1990〜95 年に噴火した雲仙普賢岳とその被災の遺構と、「島原大変肥後迷惑」と言われる1792 年の 噴火の遺跡、雲仙地溝の活断層地形がみどころ。火砕流の恐ろしさとともに火山の恵みを学 べる。
●山陰海岸ジオパーク
京都、兵庫、鳥取の3府県にまたがるジオパークで、玄武洞や鳥取砂丘など、日本海の形成に関わる地殻変動や火山活動などの記録と地形変化がみどころ。エリアには城崎温泉や琴引浜などの観光名所も点在する。
 
山陰海岸ジオパーク
2010年10月に世界ジオパークに認定された山陰海岸の詳細レポートです。
 
その他の日本ジオパーク
●アポイ岳ジオパーク
北海道日高山脈南西に位置するこのジオパークは、地球深部のマントルに由来する「かんらん岩」でできたアポイ岳をシンボルとしています。
●南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク
南アルプスの長野県側に位置し、中生代の付加帯の堆積物や中央構造線の露頭が特色です。構造線の活動跡の岩石や、破砕帯が下刻されたV字谷がみられます。
●室戸ジオパーク
プレートテクトニクス理論を陸上で実証された四万十帯付加帯、更新世の海水準変動と隆起によって形成された海成段丘、巨大地震によって離水した海岸地形などの地質遺産をみることができます。
●恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク
日本有数の恐竜化石発掘量を誇る発掘現場と、そこから出た化石の研究成果を面白く教えてくれる恐竜博物館があります。
●隠岐ジオパーク
大陸から隠岐が分離して島となる過程でできた岩石の多様性と、氷河時代には日本列島とつながっていたことを反映する氷河時代の生き残りの植物があるなど、生物多様性にも特徴があります。
●阿蘇ジオパーク
世界有数の巨大カルデラ阿蘇の火山景観、今も活動的な中岳火口、火山信仰の中心阿蘇神社、1000年以上続く野焼きと採草による美しい草原、湧水と温泉など、火山と人が作り上げた景観とその歴史が楽しめます。
●天草御所浦ジオパーク
アンモナイト、三角貝、恐竜、ほ乳類など沢山の種類の化石が出る御所浦島は、歩いてよし海上タクシーでもよし。島のあちこちで化石や地層を見ることができ、化石採集場では誰でも化石発掘体験が楽しめます。
●白滝ジオパーク
白滝には、約220万年の火山活動でできた大規模な黒曜石を採取、加工する旧石器時代の遺跡が残っており、黒曜石をつくった火山活動と、黒曜石を利用した人々の文化を知ることができます。
●伊豆大島ジオパーク
日本に数少ない玄武岩の活火山で、山頂部のカルデラ地形と中央火口丘である三原山からの360°の景観と70を超える側火山,海食崖,玄武岩特有の溶岩形状などみどころが多彩です。
●霧島ジオパーク

天孫降臨の神話で有名な高千穂峰など20 を超える火山群である霧島は、さまざまなタイプの火山体や火山地形からなり、ミヤマキリシマを代表とする植物群も多様であり、アカマツ林なども広く分布します。

 
 
 
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