山陰海岸・世界ジオパーク

山陰海岸・世界ジオパークを車中泊で旅する情報です。
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クルマ旅ナビゲーター
稲垣朝則 Tomonori Inagaki
取材で、四季折々の日本をクルマで旅しています。
年間の走行距離は約4万キロ
既に日本列島を3往復半…
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2010年に、このサイトの情報が書籍化されました。
日本で最初の車中泊によるクルマ旅のガイドブックです。
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山陰海岸ジオパークは、山陰海岸国立公園を中心に、東は京都府京丹後市の経ヶ岬から、西は鳥取県鳥取市の白兎海岸まで、京都・兵庫・鳥取の3府県にまたがり、東西約110kmにも及ぶ広大なエリアを誇ります。

ここには、日本列島がユーラシア大陸の一部だった時代から、現在に至るまでの経過を確認できる貴重な地質や地形が数多く残されており、それらのジオスポットは地球が私たちに与えてくれた天然の「地形・地質の博物館」と呼ぶことができます。


山陰海岸ジオパークの特徴は、一帯が古くから今日まで人々の生活の場で在り続けているということです。

複雑に入り組んだ海岸線沿いには、松葉ガニを筆頭に近海から鮮度の高い海産物を豊富に水揚げする漁港が点在し、寒暑の差が激しい但馬の高原地帯では、神戸だけでなく、松阪牛や近江牛の素牛が育てられてきました。さらに鳥取砂丘では、らっきょうや長いもなど県の特産品が栽培されています。

加えて、山陰海岸沿いには約1300年もの歴史を有する城崎温泉をはじめ、数多くの温泉町が続き、スノーケリングやスキーといったアウトドアスポーツを子供たちが体験学習できる施設も充実しています。またこの地域には、釣りやサーフィンを愛好する人々もたくさん訪れ、幅広い客層からの人気を博しているのです。
 
 
このように、「見る、食べる、遊ぶ・学ぶ」に長けた山陰海岸は、ユネスコが提唱する条件をほぼ理想的なバランスで満たすジオパークだけに、今後の展開が楽しみです。
そこで、このコーナーでは県別にぺージを分けて、山陰海岸の主なジオスポットとともに車中泊事情や観光情報をお届けしていきたいと思います。
 
【山陰海岸ジオパーク・コンテンツ】
1.鳥取エリア
鳥取砂丘、浦富海岸の見どころと、温泉&車中泊スポットのご紹介
2.但馬エリア
香住から城崎温泉、玄武洞を経てコウノトリの里や植村直美冒険館などがある豊岡市の見どころをご紹介
3.丹後エリア
久美浜から鳴き砂で名高い琴引浜、そしてブランド松葉ガニで有名な間人(たいざ)周辺の見どころをご紹介
4.補足 伊根の舟屋と天橋立
丹後半島東岸の見どころ、伊根の舟屋と天橋立をあわせて詳しくガイドします
 
特に京丹後市では、ジオパークの認定と平行して、「着地型観光」の構築に向けた取り組みを推進しており、我々のようなマイカーでの個人旅行客を、これから日本の観光地ががどう取り込んでいくかという1つの実験モデルになると期待しています。

※着地型観光とは…
地元の事は地元の人に聞くのが一番的確。
旅先で食事処や穴場の観光スポットを探す時に、それを実践されている方も多いのではありませんか?
いま政府や観光業界は、その地域に所在する旅行業者が企画する「着地型旅行」の推進に乗り出しています。
 
着地型旅行の対極にあるのが、発地型旅行とも呼ばれる従来のパックツアーです。
東京や大阪などの都市部で企画して参加者を募る発地型旅行は、そのスケールメリットを生かして、交通機関や宿泊先などを一括で安く仕入れ、旅の格安料金を実現してきました。
しかし現在は旅行者のニーズが細分化し、特に近年は団体行動を避ける傾向にあります。すなわち、そのスケールメリットが低下したことで儲からなくなってきたのです。加えて旅慣れた人が増え、目的も「より明確に」「より深く」なっているとのこと。特に団塊の世代ほど、その傾向が強いと言われています。
俗に言う“団塊マネー”(該当世代の個人金融資産)の総計は、約130兆円(第一生命経済研究所の推計)。
つまり、国家予算よりも遥かに大きい着地型旅行の潜在的ニーズとマーケットに、業界の目は向きつつあるということです。
なお、着地型旅行の企画内容は様々です。
たとえば地場産業の現場や遺産を巡るツアーもあれば、地元農家などに宿泊して地域文化を体験するツアーもあります。またテレビドラマや映画のロケ地を巡ったり、地元の人しか知らないような珍味を食べに行ったり、中にはその地域でしかできない珍しいスポーツをともに楽しんだりすることもあるようです。
ただし、いずれも基本は「オプショナル・ツアー」。そう、まさにクルマで旅する私たちが「お客様」なのです。
 
 
 
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