源泉掛け流しとは

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源泉かけ流し
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農業も電力も、議論をすれば「総論賛成・各論反対」が避けられない世の中…
需要と供給がもたらす「矛盾」は、温泉業界にも存在する。
 
お酒じゃないが、温泉だって「何も足さない・何も引かない」自然のままが理想であることに間違いはあるまい。だが、源泉掛け流しができるだけの豊富な湯量を誇る温泉は、日本国内にごく僅かしか存在しない。
今の状況で、もし我が国の全ての温泉施設が、循環や加水をやめて掛け流しにすれば、あっという間に大半の源泉は枯渇してしまうことだろう。
そうなれば、道の駅や街角に建つスーパー銭湯は確実に消え、地元住民だけでなく、温泉めぐりだけが目的ではない車中泊の旅人もまた、「憩いの場所」を失うことになる…
 
源泉かけ流し
 
「源泉掛け流し信奉」の是非
「いまさら」かもしれないが、源泉かけ流しとは、湧き出したままの成分を損なわない源泉が、新鮮な状態のまま浴槽を満たし、溢れることで排出されることをいう。
調べてみると、日本には「日本源泉かけ流し温泉協会」なる団体があり、そこではもっと細かく「源泉掛け流し」を規定しているのだが、大半の人にとってはさほど役立つ話とは思えない。
 
さて。「源泉掛け流し」と「循環」が、善と悪の構図に別れるきっかけになったのは、2000年から2002年にかけて発生したレジオネラ菌騒動だ。
日帰り入浴施設などに設置された、浴槽内循環機がレジオネラ菌繁殖の温床とされ、平成19年の温泉法改正以降、全ての循環風呂に塩素系消毒剤の使用が義務付けられた。すなわち、この日を境に循環風呂の温泉は、100%無添加ではなくなった。
 
そうなると、消毒剤が混入されない掛け流しの温泉に注目が集まるのは必然…
案の定、その後温泉愛好家の間では、「掛け流しされているかどうか」が、温泉の評価基準のひとつとして着目されるようになっていった。2004年に発覚した温泉偽装問題の背景には、そんな顧客の偏った「源泉掛け流し信奉」が、少なからず影響していることは否めない。
だが見方を変えれば、野菜と同じく「消毒を施した方には病原菌はいない」。現行の法律に立脚すれば、本当に安心・安全なのはどっちなんだ?
 
白骨温泉
 
「三日入ると三年は風邪をひかない」と言われる白骨温泉。
だが、平成11年頃より源泉の白濁が薄くなり、一部の旅館やホテルで入浴剤を混ぜていたことが平成19年に発覚し、大々的な温泉偽装問題の火種となる。
しかし天然温泉である以上、枯渇や泉質の変化がつきまとうのは当然だ。それは「源泉掛け流し」を続ける限りは払拭できないリスクであり、どう向き合うかは、人気の高い温泉地が抱える共通の課題であろう。
 
源泉掛け流し
源泉掛け流しの良い点・悪い点
@お湯の鮮度が高い
A温泉の濃度が損なわれていない
B温度調整が難しく、日によって温泉温度が変わる
C湯量に限りがあるため、浴槽の拡張・増設が困難
 
秘湯の宿などに混浴風呂が多い理由はCにある。また、利用客の多い温泉では、毎日清掃とお湯の入れ替えを行う必要があるため、24時間営業はできない。
なお、循環の良い点・悪い点は上記の真逆だ。
 
【スマートなのは、目的に応じた使い分け】
筆者は温泉旅の目的は大きく分けて2つあると思っている。
ひとつは湯治だ。療養を兼ねた温泉旅では、効能を有効に得るため「源泉掛け流し」のお湯場に行くのが好ましい。言うまでもなく湯治ができるような温泉宿は、ほとんど「源泉掛け流し」だ。
 
もうひとつの目的は「癒やし」であろう。
個人・団体にかかわらず、冬に蟹や牡蠣を求めて出かける温泉旅や、忘年会・慰安旅行には、むしろ設備の整った温泉旅館やホテルの方が、ゴージャスで適していそうだ。
いたずらに「源泉掛け流し」にこだわるのは大人気ない。誤った認識は市場を歪め、温泉旅館や温泉地の商売人を苦境に追い込む。また新たな偽装の呼び水にもなりかねない。
 
下呂温泉
共同源泉にして、温泉の枯渇リスクを回避する道を選んだ下呂温泉。
 
最後に… ウィキペディアにはこんなことが書かれている。
旅行サイトや温泉関連のWebページに表記される源泉かけ流しの表示は、その表示内容と方法を具体的に指定した法的根拠がないため、循環装置を利用していてもその事実に触れる必要がなく、少しでも排水していれば源泉かけ流しと表示することは可能である。
また複数の浴槽を持つ温泉施設の場合、ひとつでも「源泉掛け流し」があれば、広告上「源泉掛け流しの宿」と謳っても問題はないとも聞く。
インターネットが定着し、クチコミ情報が入手しやすい時代になったとはいえ、… 結局、真実は施設側の良心に委ねられているということだ。だからこそ、それを暴く本が売れる。何とも面白い世の中だ(笑)。
 
※このページは「旅立ち前に知っておきたい温泉の話」の「源泉かけ流しとは…」です。
旅立ち前に知っておきたい温泉の話 コンテンツ
■温泉とは… 地下天然水とはどう違う?
■源泉掛け流しとは… 無農薬野菜のようなもの?
■pHとは… 肌で感じる温泉の違い?
■「湯あたり」とは… 似て非なる「湯疲れ」?
■最後に「温泉分析書」とは… 「通」が見るポイント
 
 
 
 
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