「日本クルマ旅先100選」 ~テーマはディスカヴァー・ジャパン~

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車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド

車中泊

この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。

※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

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~ここから本編が始まります。~

「ディスカヴァー・ジャパン」は、昭和生まれの心を揺さぶるフレーズ。

「ディスカヴァー・ジャパン」のルーツは、1970年代に広告代理店の電通が仕掛けた、高度経済成長期にふさわしい国鉄の乗客拡大キャンペーンにある。

下の動画は、「日本を発見し、自分自身を再発見する」というコンセプトを掲げ、全国規模で行われた当時の懐かしいCFだ。

またこのキャンペーンと同時に始まったのが、今なお続く長寿番組、「遠くへ行きたい」である。

昭和のなかばに生まれた「三丁目の夕日族」には、永六輔氏がひとりで日本全国を旅し、独特の舌足らずな口調で各地の名所を紹介したり、住民と楽しげに語らうシーンを懐かしく思い出す人も多いと思う。

「日本を発見し、自分を再発見する」というのは、世代を問わず、人が旅に出る原点に近いものだと思う。

富士川

時が経ち、交通手段が汽車からクルマに代わっても、それが色褪せることはまったくない。

 いや、むしろそこに「自由奔放」という付加価値が宿るクルマ旅こそ、 本当のディスカヴァー・ジャパンを実現できる唯一の手段かもしれない。

「モノはためし」。

もし時間が許すなら、一度筆者が実践してきた旅の様子をご覧いただければ幸いだ。

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さて。

この「日本クルマ旅先100選」という企画を立ち上げるにあたって、意識したものがもうひとつある。

日本百名山

それは「日本百名山」。

山に登らなくても、テレビや新聞で誰もが一度は耳にしたことがあると思うが、中高年の登山愛好者にとっては、まさにバイブルとも呼べる名書だろう。

確かにこの本を読めば、深田久弥氏の山を愛する気持ちが伝わってくる…

しかしそれとは別に、「日本百名山」は現代に偉大なる功績を残している。

高千穂峰

何においても、人にはゴールが重要だ。

あと少しで「達成」できる… 

その希望が時には励みとなり、明日への活力を呼び起こす。

つまり「日本百名山」には、”100という区切り”があるからこそ、人はその制覇に魅かれ、熱くなれる。

お遍路さん

空海が歩いた跡を辿る「四国八十八霊場めぐり」も、同じ性格を持つものだろう。

また山登りやお遍路さんには、同じ志を持つ者が日本全国に存在する。

それを始めた理由しかり、それで得た哲学然り… 

志は時空を超えて、絆を描く。

その集いで、見知らぬ同士が今日初めて出会った気がしないというのは、志の力によるものであり、必要となれば団結の基にもなるのだろう。

ただ残念なことに… 

槍ヶ岳

ブームと呼ばれて久しい車中泊だが、マスコミも社会も、未だにその「真の秘めた力」を理解できないままでいるようだ。

その最大の理由は、万人に強いインパクトを与える「絶対的で恒久的なテーマ」が、未だ車中泊の世界にないからだと思う。

だからといって、いつまでも「道の駅のスタンプラリー」がそれというのでは、あまりにも虚しい(笑)。

そもそも

貴殿の人生のファイナルステージを飾るテーマが、そんなものいいのか? 

道の駅は国交省が云う通り、「道路利用者のための休憩施設」であって、思想や畏敬の念を背景にする、寺社仏閣や自然とは根本的に違う。

北アルプス

同じノートを持って出かけるなら、「スタンプ収集」ではなく、そこに「汗と涙」が滲んで見えることを、やり遂げてみたいとは思わないか!

キャンピングカー

団塊の世代の多くは、「還暦」を迎えてからマイカーでのんびり日本を周ることを夢見ていた…

すなわちシニアの車中泊のクルマ旅は、「隠居生活」の延長線上にある。

ゆえに北海道には、観光というより避暑に訪れる。

だが現実には、その歳になると身辺に様々な障害が生じてくるため、皆が皆、自由奔放というわけにもいかない。

そんな我々が口を揃えて言う言葉が、「50代を大事に使え」だ。

ホドホドに元気があって、お金も稼げるうえに、子供からも解放される…

アクティブなクルマ旅を始めるのは、60歳ではなく50歳が「適齢」だ。

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日本クルマ旅先100選

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