車中泊キャンプ場

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理想のPキャン&車中泊専用施設とは、
「ビジネスホテルのようなオートキャンプ場」です。
北海道には1泊1000円以下で、上の写真のようにテーブルと椅子をクルマのリア付近に広げ、BBQや団欒をゆっくりと楽しめる施設があちこちに点在します。
しかし本州に目を向けるとその数は激減し、地域よっては皆無に等しくなります。
それが、道の駅での車中泊が主流になってきたことに一役買っているわけですが、たとえアウトドアをしない人であっても、もし日本各地にそういう施設があるのなら、海鮮物の豊富なエリアに行かれた際には、牡蠣やサザエなどを安く仕入れ、サイトで焼いて食べてみたい思うことでしょう。
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本来のオートキャンプ場というのは「クルマで旅を続ける人のための施設」を指す言葉です。

オート‐キャンプ
<辞書:大辞泉 (JapanKnowledge) より引用>

《(和)auto+camp》自動車で移動しながら、宿泊もその車を利用する旅の仕方。
しかし日本では意味合いが異なり、テントサイトにクルマを横付けできるキャンプ場、すなわちテントキャンパー向けの機能を充実した施設として開発が進められてきました。そのため、本来のターゲットである車中泊者には設備もシステムも今ひとつそぐわず、料金もさることながら、この使い勝手の悪さが、車中泊者がオートキャンプ場を利用しない要因の1つになっています。
Pキャンや車中泊には、シンプルで設備も簡素なビジネスホテルのようなオートキャンプ場で十分です。
兵庫県にある赤穂海浜公園オートキャンプ場
区画サイトのパーキングスペースには強い傾斜があり、とても車中泊に利用できるようには思えない…
 
1泊1000円程度で利用できる「Pキャンスポット」が必要なワケ
今のまま、道の駅を利用する車中泊者が増え続けていけば、人気の高い道の駅は夜間も常時満車状態となり、一般の利用者がトイレに寄りたくても、クルマが停められないようなことに陥ってしまうでしょう。
そうなると問われるのは道の駅本来の機能と在り方。つまりこの章の冒頭で書いたように、本来は「車中泊の為の施設ではない」ということがクローズアップされ、果たして現在のような利用方法が存続できるかどうかは疑問です。
 
2009のGWに訪れた道の駅ゆふいん。よく見るとクルマが泊まっているのは、駐車場ではなく「歩道」だ。
車中泊ができないバイクも、道の駅の利用者である。
 
もし、道の駅での車中泊ができなくなってしまったら… 
本当に困るのは車中泊愛好家よりも、車中泊専門誌や車中泊グッズのメーカー、さらにはキャンピングカーディラーなどの業界です。そうなれば、不況が続くこの国で再び経営の光を見失うことになるのは明白なだけに、今のうちに何か具体的な対策を講じる必要があると考えるのが、まともな経営者の発想です。
 
実現に向けたキーワードは、「再生」と「寄生」
まともに考えると、1泊1000円の売り上げでキャンプ場の経営を成り立たせるのは不可能です。
しかし裏技とまではいわなくても、不可能を可能に変える方法はあると思います。
Pキャンスポットに必要なのは、少し大きめの駐車場と炊事施設にトイレ(できれば外部電源)、そして管理者です。つまり古いキャンプ場などを利用することで新たな設備投資を抑えるか、コンビニの駐車場に少し手を入れ、店員が管理業務を兼任するようなことを考えれば良いわけです。
1000円という価格に妥当性はありません。単純に高速道路のetc割引程度が、利用者にとってナットク感の持てる価格ではないかという程度です。
それよりも重要なのは、人気の道の駅が車中泊を推奨してはいないという事実と、既存のオートキャンプ場が車中泊にマッチしていないということ、すなわち需要に対する適切な受け皿がないことです。ここにビジネスチャンスがあり、このねじれを解消できるかどうかが業界の未来を左右するといっても過言ではありません。
かつて、自動車メーカーやキャンピングギアのメーカーがオートキャンプ場を支援したように、車中泊でもそういった動きが必要になることでしょう。Pキャンスポットをやるなら話題性のある今がチャンスだと思います。
 
実例紹介  余呉湖キャンプ場
公式ホームページ
僕が関わったPキャンスポットの事例の1つが、滋賀県長浜市にある滋賀県立余呉湖キャンプ場です。
この施設は国民宿舎「余呉湖荘」に隣接し、プール・テニスコート・バンガローなどが完備しています。もちろん最盛期には、大阪方面からも数多くの利用者がありました。
現在は余呉湖荘とともに民間の指定管理業者にその運営が委ねられていますが、キャンプ場の施設は全て老朽化が進み、昨年は水道漏れで営業さえもできない状況に陥っていました。
たまたま知人を通して、ここの再生プランをお引き受けしたのですが、現実は施設を手直しする投資もできず、今のままで活性化する方法を模索していくことになったわけです。
 
このキャンプ場には、周囲に素晴らしい環境が残されていました。目の前には静かな余呉湖が広がり、湖畔には紫陽花や桜が数多く植えられています。
また木之本インターまでは約15分、夕日の美しい湖北町や琵琶湖を見下ろす絶景の奥琵琶湖ドライブウェイへもおよそ30分という地の利にも恵まれています。
そこでこれまでの価格やシステムを全て改め、琵琶湖北部へ遊びに来るクルマ旅のお客様やライダーをターゲットにしたPキャンスポットへとリニュアルを図ることにしたのです。
 
 
この話題は、車中泊専門誌カーネル5でも大きく取り上げられました。
 
※Pキャンスポットに関するお問い合わせを希望される皆様へ…
当方はあくまでもソフトのプロです。従って現地を見てリニュアルに向けてのアドバイスを行ったり、完成したPキャンスポットの広告宣伝に関する業務を行うことが本業です。施工・設計を含めた費用概算、また業者の手配等のハード面関することは管轄外ですので、あらかじめご了承のうえご相談ください。
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