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五箇山は岐阜県との県境に近い富山県の南砺市にあり、白川郷とは車で30分ほど離れている。その相倉地区と菅沼地区にも合掌造りの集落が残っており、1994年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。 |
白川郷が重要伝統的建造物群保存地区に選定されたのは1976年… 同じ合掌集落でありながら、遅れること約18年である。今は世界遺産として「ひとくくり」に見えるが、その足取りにはかなりの違いがあるようだ。 |
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例えば、白川郷では養蚕が中心産業だったが、加賀藩の統治下にあった五箇山では、江戸時代に火薬の原料となる塩硝作りが盛んに行われ、それを現在に伝える施設も残されている。 |
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五箇山の歴史を遡ると、平家の落人が住み着いたという話や、南北朝の内乱期に吉野朝遺臣によって地域文化が形成されたという史実が浮かんでくる。五箇山が民謡の宝庫と呼ばれ、発祥や伝播の経緯が定かでないものが数多く存在するのは、そういった背景によるものだろう。 |
中でも代表的な「こきりこ節」と「麦屋節」は、1973年に国の選択無形民俗文化財に選択されており、当時は合掌造りよりもむしろ、民謡で広くその名を知られていた。 |
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白川郷からは1時間近くかかる山間にあり、国道から集落は見えない。 |
山里の情緒を保ちながら、コンパクトにまとまった相倉地区は、小さなものにも目が行き届く。保存エリアには民宿と食事処が目立たずにあり、ゆったりとした気分で建物を見て歩くことができるだろう。また駐車場からは高台に続く道が通じており、集落全体が展望できる。 |
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菅沼集落は庄川の谷あいにせり出した平坦地にあり、南北約 230 m、東西約 240 m の広場的空間である。三方を庄川に囲まれ、残る一方は雪持林(ゆきもちりん)の茂る急斜面で、国道からもその様子が見渡せる。集落には現在12棟の家屋があり、そのうち9棟が合掌造り。江戸
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岩瀬家の合掌造りは、五箇山でも最大級の規模を誇り、ケヤキ造りの5階建てで、三階から5階は養蚕作業場になっている。またもっとも完成形に近い合掌造りの様式を現在に伝える貴重な遺構として、昭和33年に早々と国指定重要文化財に指定された。
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五箇山地方の典型的な合掌建築を現在に伝える村上家は、
天正年間に建造されたと伝えられ、戦国時代の武家造りから書院造りに移行する過渡期の様子が、色濃く残されていることから、国の重要文化財に指定されている。
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硬くてズシッと重いのが五箇山豆腐の特徴。かつては縄で縛って手渡していたという。 |
車中泊でもできる、美味しい食べ方もあわせてご紹介… |
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