下田に残る、吉田松陰寓寄処(よしだしょういんぐうきしょ)

吉田松陰

長州藩士の吉田松陰が、なぜ下田に来ていたのかは、「吉田松陰が下田に来た理由と、そのゆかりの地」という記事をご覧いただくとして、ここではその先にコマを進めよう。

1854年(嘉永7年)、吉田松陰と金子重輔は、それぞれ瓜中万二、市木公太と名前を変えて下田を訪れ、岡村屋(現在の下田屋旅館)に投宿する。

疥癬(かいせん)という皮膚病を患っていた吉田松陰は、岡村屋の主人から近くの蓮台寺温泉を紹介され、湯治に向かった。

松蔭は蓮台寺温泉の村民しか入浴できない共同湯に忍び込むのだが、それに気づいた医者の村山行馬郎(むらやま ぎょうまろう)は、事情を聞き、松陰をしばらく自宅の屋敷に匿うことにした。

その屋敷が、現在の「吉田松陰寓寄処」だ。ちなみに聞き慣れない「寓寄処」とは、「偶然寄ったところ」という意味らしい。

松蔭は村山医師の好意に甘え、1週間ここで過ごした後、3月27日の深夜に黒船に密航の直談判を決行する。

松陰の居間として使われた2階の「隠れの間」。ペリーに渡そうとしていた投夷書は、ここで書かれた。

また浴室には、松蔭が湯治をしたされる湯船が再現されている。なおこの湯船には、蓮台寺温泉に伝わる温度調整の工夫が秘められているそうだ。

1階では松陰が使ったと伝えられる机や硯箱とともに、定期的にボランティアの方が邸内の設備や残された吉田松陰ゆかりの品々の解説を行ってくれる。これで100円というのは、松蔭マニアにはたまらない。

下田に着いたら、どこよりも先に行ったほうがいい!(笑)。

ありがたいことに、無料駐車場も用意されている。

吉田松陰寓寄処
静岡県下田市蓮台寺300
☎0558-23-5055(下田市教育委員会)
9~17時・水曜定休
一般100円

なお近くには、大政奉還が行われた1867(慶応3年)創業という、150年以上続く老舗の湯宿「金谷旅館」があり、千人風呂と呼ばれる「日本一の総檜大浴場」で日帰り入浴が楽しめる。

「金谷旅館」の入湯レポートはこちら

 

吉田松陰のプロフィールと年表

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